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マネジャーさんから、「面白い人がいるから、脚本を読んでみて」と言われたのがきっかけです。僕はいつもマネジメントされるだけなので、来るものは拒まずです。今回も、実際にやってみたら最高でした。世代も一緒だったので、感じていることや好きな物が一緒だったり、同じ背景を見てきているので、必要以外のことは話さなくても分かり合えているような感じがしました。だからとても楽でした。監督には、この映画を当てて大監督になるという野望があるみたいですが(笑)。僕も同世代として応援したいと思います。
音楽の効果はとても大切だと思います。竹原ピストルさんが自転車を漕ぎながら「酒と泪と男と女」を歌うシーンは本当にいいですよね。お芝居をしながらアカペラで歌うのは結構難しいんですけど、さすが竹原さんだなと思いました。実は、ギターを弾き始めたときに最初に覚えた曲が「スタンド・バイ・ミー」なので、いつか竹原さんとギターでセッションをしたいというのが僕の夢になりました。
ストーリーテラーみたいな感じの、おいしい役だったなと思いました(笑)。コロナ禍でどこにも行けないときに、東京を飛び出して長崎まで行けたし、本当にいい思い出しかないです。子どもたちは1カ月ぐらい長崎にいたので、本当にそこの子にしか見えないような感じがしました。僕は、みんなの撮影が終わった頃に入ったので、どうかなと思いましたが、完成作を見たら、ちゃんとつながっていたのでよかったです。何より子どもたちと(尾野)真千子ちゃんと竹原さんの家族の愛が、あふれんばかりで、子どもを抱き締める親の姿にジンとしました。お父ちゃんとお母ちゃんが、子どもを抱き締めてさえいれば、子どもは強く大きく育っていくんだと思いました。
見どころは、それぞれの方によっても違うと思いますが、やっぱり真千子ちゃんと竹原さんの居間での掛け合いと、そこにいる子どもたちとのやり取りが最高だと思います。あとは、久ちゃんと竹ちゃんのピュアな心や、2人が自転車に乗っている姿とか、そういうところを見てほしいと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
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