「歌子らしく歌えるように心掛けています」初めての朝ドラでヒロインの妹を好演 上白石萌歌(比嘉歌子)【「ちむどんどん」インタビュー】

2022年7月4日 / 08:20

-しかも、歌だけでなく、三線も自身で演奏しているとか。

 今まで一度も触れたことのない楽器だったので、最初はすごく不安でした。今も、慣れない沖縄ことばで演奏と歌のバランスを取らなければいけないので、「弾き語りって難しいな…」と実感しながら撮影しています。まだまだ拙い感じですけど、弾いていると、沖縄の風や海を思い出すことができるんです。だから、家でもよく練習しています。

-三線の弾き語りで好きな歌を教えてください。

 歌子が劇中で歌う「娘ジントヨー」という曲がすごくすてきなんです。(砂川)智(前田公輝)に対する歌子の恋心に重ねて歌ったんですけど、「ジントヨー」は「本当だよ」という意味の沖縄ことばで、曲調は軽やかで楽しく、歌詞も美しいので、大好きです。

-沖縄ロケにも行ったそうですが、印象に残っていることを教えてください。

 とにかく天気がよくて、海辺に立っているだけで、いろんなものが満たされました。こんな気候の土地で、この自然の中で育ったら、歌や踊りを自然に愛するようになるんだろうな、とすごく感じました。四兄妹で海辺を歩いたり、深い話をしたりする機会もありましたし。4人が本当の兄妹のような雰囲気になれたのも、沖縄での時間があったおかげだと思っています。

-沖縄ロケ中、地元の人と接する機会などはありましたか。

 撮影以外で外出する機会は少なかったのですが、海の近くで三線を練習していたら、自転車に乗ったおじいさんが「よう頑張ってるな」って声を掛けてくれたことがありました。歌や踊りは、東京では非日常的なエンタメとして存在していますけど、沖縄に行くと、私のすぐ近くで三線を弾く方がいらっしゃったりして、普通の方にもすごくなじみがあるものなんですよね。宴会の席で踊り出す文化もあると伺いましたし、土地がそうさせているんだな、とすごく感じました。

(取材・文/井上健一)

比嘉歌子役の上白石萌歌 (C)NHK

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

香川照之「僕の中では6人全員にモデルがいました」「連続ドラマW 災」【インタビュー】

ドラマ2025年4月4日

-なるほど。  でも、同一性というのは非常に厄介で、これは本当に同じ人なのかという疑問を持つわけです。本当は同一人物じゃないけど、それをメタファーとして見せているだけなのかもしれないし、もっと高尚に考えれば、その存在自体が本当にいるのかどう … 続きを読む

【週末映画コラム】壮大な“時間旅行”を定点観測で描く『HERE 時を越えて』/チームワークを旨とした戦争冒険映画『アンジェントルメン』

映画2025年4月4日

『アンジェントルメン』(4月4日公開)  第2次世界大戦下、イギリスはナチスの猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐(ヘンリー・カビル)は、ガビンズ“M”少将とその部下のイアン・フレミングから、「英国軍にもナ … 続きを読む

草笛光子「老女がはちゃめちゃな、摩訶不思議な映画ですから覚悟してご覧ください(笑)」『アンジーのBARで逢いましょう』【インタビュー】

映画2025年4月3日

-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。  松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む

門脇麦、「芝居に対してすごく熱い」田中圭と夫婦役で5度目の共演 舞台「陽気な幽霊」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月2日

-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。  気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む

今田美桜「『アンパンマン』のように、幅広い世代に愛される作品に」連続テレビ小説「あんぱん」いよいよスタート!【インタビュー】

ドラマ2025年4月1日

-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、  「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む

Willfriends

page top