エンターテインメント・ウェブマガジン
俳優としてドラマ「今日から俺は!!」や「共演NG」、『劇場版ラジエーションハウス』など多数の話題作に出演し、存在感を発揮する若月佑美。6月10日から開幕する舞台「薔薇王の葬列」では、二つの性を持つ主人公・リチャードを有馬爽人とダブルキャストで演じる。デビューから11年目を迎えた今、改めて俳優業への思いや、今後の目標、そして本作への意気込みを聞いた。
男性と女性が同じ役にダブルキャストとして配役されていることで、表現できる幅も広がっていると感じています。特に、(リチャードが心を通わせる)ヘンリーと会話しているときに出る女性の部分と、(リチャードに思いを寄せる)アンと一緒に過ごすときに出る男性の部分のバランスをうまく取れたらと思っています。私自身は女性なので、どうしたら男性らしく見えるのかは、今、稽古をしながら研究しているところです。
話し過ぎてしまっても面白さがなくなってしまうと思うので、どう感じているかという部分までは共有していませんが、「リチャードってこういう人だよね」「こういう考え方をするよね」という話は顔を合わせればしています。有馬さんは、私にはない、たけだけしさを持っているので、そうした部分は特に学ばせていただいています。
演出の松崎(史也)さんは、俳優の思いを尊重してくださる方なので、私が演じるリチャードと有馬さんが演じるリチャードが一緒じゃなくてもいいと考えてくださっています。例えば、私が怒る芝居をするシーンで、もし、有馬さんがそのシーンを悲しいと感じるならば、悲しい芝居のままでいいとおっしゃってくださいました。それから、ヘンリーとの距離感についても、私が演じると、どうしてもお客さんからは男女の関係に見えてしまいやすいので、バランスを取って、有馬さんはもっと近距離でお芝居をするという調整をしてくださっています。ぜひお客さまにも、「若月バージョンだとこうだったけど、有馬さんバージョンだとこう違うんだ」と、細かい部分まで見ていただけたらうれしいです。
コンプレックスに対して苦しむ気持ちは理解できます。ただ、私はコンプレックスは別の見方をすれば、決してその人にとって悪いことだけだとは思いません。リチャードは、二つの性を持っていることを思い悩み、「どちらにもなれない」と苦しんでいますが、逆に言えば、それは、どちらも持っている選ばれた人間だとも思えます。私自身、声が低いことがコンプレックスですが、そこが魅力だと言ってくださる方もいるので、そういう意味では同じように悩んでいるのかなとも思います。
あっという間だと感じますが、思い出せないほどの思い出があるので、そう考えると、とても長い10年だったのかなとも思います。10年分の力量が、今の自分にあるのかと聞かれたら、正直分かりませんが、これから年齢を重ねた時にこの仕事をやっていてよかったと言えるように、もっともっと頑張らなければいけないと今、思っています。
舞台・ミュージカル2026年4月25日
内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。出演者は、友近と千葉雄大の二人だけ。登場人物のすべてを、二人が自在に演じ分ける。 物語の主人公は、小さな玩具屋を大企業に育てた元社長の福太郎。老いてなお … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月25日
小手伸也が舞台初主演を務める「俺もそろそろシェイクスピア シリーズ『コテンペスト』」が、6月27日から上演される。公演に先立ち、小手が取材に応じ、本作への思いを語った。 本作は、シェイクスピアの最後の作品「テンペスト」の設定を現代に置き … 続きを読む
映画2026年4月24日
『人はなぜラブレターを書くのか』(4月17日公開) 2024年、千葉県香取市で定食屋を営む寺田ナズナ(綾瀬はるか)は、ある青年に宛てて手紙を書く。 24年前、当時17歳だったナズナ(當真あみ)は、いつも同じ電車で見かける高校生の富久信介 … 続きを読む
ドラマ2026年4月23日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、明治時代、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)という2人のナースの冒険物語 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月23日
舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入が6月13日から上演される。原作漫画「鬼滅の刃」はコミックスの全世界累計発行部数が2億2000万部を突破。その大人気作品の舞台化で、シリーズ6作目となる本作では、柱稽古、そして無限城の戦いを描く … 続きを読む