エンターテインメント・ウェブマガジン
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』での激戦の後を描いたマーベル・スタジオ劇場公開最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が5月4日(水・祝)から公開される。本作は、元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が、禁断の魔術によって”マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールドの扉を開けてしまったことから生じる人類の危機を描く。前作『ドクター・ストレンジ』に引き続きレイチェル・マクアダムス演じるストレンジの元恋人・クリスティーンの日本版声優を務めた松下奈緒に、5年ぶりとなる吹き替えについて、難しさや意気込みを聞いた。
『ドクター・ストレンジ』の吹き替え版をひたすら見返していました。5年たっていたので、あの当時、私はどうやってクリスティーンを演じていたのかをおさらいしておきたかったので。
今回は2度目なので、少し余裕をもって演じられるかな? と思っていましたが、やっぱり難しさは変わらず、声だけでキャラクターを演じることの難しさを今回も痛感しました。演じているうちに、自分の中で納得できるようになってきたあたりで収録が終わってしまうので、毎回発見と反省の繰り返しです。
声優さんのお仕事は、声を作らなきゃいけないってずっと思っていましたが、クリスティーンに関しては収録が始まるときに、「松下さんのそのままのトーンでせりふを言ってください」っておっしゃっていただきました。クリスティーンは、ナチュラルでいたいキャラクターというか、自然で女性から見てもすてきでかわいらしい女性だと思えるようなキャラクター設定でいきたいということだったので、無理に声を変えたりはせず、自分自身の声を生かして演じられたというのが、自分の中では味方してくれたなって思いました。
ドクター・ストレンジとクリスティーンの2人のシーンです。この2人は今作ではこういう形で描かれるんだって、一つのピリオドを感じて感動しました。今後どうなっていくのかは分かりませんが、ちゃんと最後まで見届けられたという安心感を抱き、とても印象にも残っているシーンです。
現段階でのピリオドとして納得のいく、すごく美しくて泣けるシーンでした。
医者だったときのストレンジとは全く人格が違って、「あのときの子どものような部分はどこに行ったんだろう」と思うぐらいヒーローに生まれ変わっていたので、『ドクター・ストレンジ』を見てから本作を見ていただけるとより面白さが倍増すると思います。
映画2025年5月17日
テレ東系で毎週月~金、朝7時30分から放送中の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」の映画化第2弾。番組のメインキャラクター「ぷしゅぷしゅ」と相棒「にゅう」が、バカンスで訪れた「どんぐりアイランド」を舞台に繰り広げる冒険をオリジナルストーリーで描き … 続きを読む
映画2025年5月16日
『サブスタンス』(5月16日公開) 50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)は、容姿の衰えによってレギュラー番組を降ろされたことから、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、禁断の再生医療「サブスタンス= … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
世界中で大ヒットを記録した「梨泰院クラス」が、初めてミュージカル化される。主人公のパク・セロイを演じるのは小瀧望。日本・韓国・アメリカのクリエーターが集結し、さまざまな人種が混じり合う自由な街・梨泰院で権力格差や理不尽な出来事に立ち向かう … 続きを読む
映画2025年5月15日
トム・クルーズ主演の大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、5月23日の公開に先駆けて17日から先行上映される。前作『ミッション:インポッシブル/デッ … 続きを読む
映画2025年5月12日
人生に迷いながらソープ嬢として働く若い女性・加那と、彼女に介護されることになった認知症の祖母・紀江の交流を明るくポップなタッチで描いたユニークな映画『うぉっしゅ』が絶賛公開中だ。 本作で、加那を演じる若手注目株の中尾有伽と共に、紀江役で … 続きを読む