【インタビュー】「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」反町隆史「『今どきの若いモンは』というせりふの中には、いろんな感情がある」究極の上司役でお仕事ショートドラマに主演

2022年4月8日 / 12:00

-そういう意味では、反町さんが父親として、お子さんにこれだけは大切にしてほしいと考えていることはありますか。

 「あまり頑張り過ぎるな」ということは常日頃言っています。もちろん、人が80点のところを100点、110点を取るのは大切かもしれないけど、僕はやっぱり、いつどんな状況でも60点、70点を取り続けて、バランスよく生きる方が大事だと思う。だから、頑張り過ぎず、バランスよくやってほしいなと。でも、バランスよく生きる方が、むしろ難しいんですけどね(笑)。

-石沢は、コンピューターの操作など、自分ができないことについては若者をリスペクトする一面があります。反町さん自身が、若者をリスペクトしている部分はありますか。

 ネット社会に詳しいのは、やっぱりすごいですよね。パソコンも簡単に使いこなしますから(笑)。僕らの仕事は、必ずしもそこに重点を置かなくてもできるので。ただ、その一方で、情報が発達し過ぎた社会に生まれたことは大変だな、とも思います。

-確かにそうですね。

 だから、「今どきの若いモンは」というせりふの中には、いろんな感情があると思うんです。「今どきの若いモンはすごいよな」と感心することもあれば、「今どきの若いモンは…」とブツブツ文句を言いたくなるときもあるし、「今どきの若いモンは大変だよな」と同情することもある。もちろん、僕らが若い頃もこの言葉はありましたし。

-そういう意味では、職場の日常を描いたこのドラマを、若い人にどんなふうに楽しんでもらいたいと考えていますか。

 職場のさまざまな人間模様が描かれているので、これから社会に出る若い人たちは、このドラマを通してそういうことを学んで、いい人たちと出会ってほしいですね。僕自身の経験を振り返っても、やっぱり人とのつながりは大切ですから。

(取材・文/井上健一)

「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」

 「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」4月9日(土)午後10時30分 放送・配信スタート。

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