エンターテインメント・ウェブマガジン
一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会が、「公式メルマガ会員『2.5フレンズ』が選ぶ『2.5Dアワード』を開催し、3月25日にアワードの各部門の受賞結果が発表された。今回のアワードは、会員数が現在約20万人を超える「2.5フレンズ」会員による投票によって2021年に上演された2.5次元ミュージカルの中から「あなたの“最も心に残る”『作品』『俳優』『演出家』『脚本家』」を決定。作品部門はミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~、俳優部門は岡宮来夢、演出家部門は茅野イサム、脚本家部門は伊藤栄之進が受賞した。昨年、鶴丸国永役でミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~(以下、静かの海のパライソ)に出演し、「BANANA FISH」The Stageでは奥村英二役を演じた岡宮に、受賞の喜びや2.5次元ミュージカルへの思いなどを聞いた。
まだ実感は全くないですが、うれしい気持ちでいっぱいです。日頃から応援してくださっている皆さんに恩返しの一つがができたのかなと思います。作品部門では「静かの海のパライソ」も受賞することができ、改めてすてきな作品に出会わせていただけたことを光栄に思いますし、その作品を刀剣男士キャストの一人として背負わせていただけたことは役者人生の一つの礎(いしずえ)になっていると思います。
僕が初めて2.5次元ミュージカルに出演したのは、ミュージカル『刀剣乱舞』 ~葵咲本紀~だったのですが、僕にとっては原点に帰る場所です。ここが自分のフィールドだという実感も持っています。
漫画やアニメ、ゲームの中の好きなキャラクターが、目の前に飛び出してくるというのは、それだけでインパクトがありますし、夢のような出来事だと思います。それがかなうのが、2.5次元ミュージカルです。それから、ただキャラクターに会えるということだけでなく、3次元の人間が演じることでまた原作とは違った見方ができるという魅力もあります。役者本人が持っている魅力が、演じているキャラクターと結びついたときに、新たな魅力が生まれて、それが3次元としての面白さにつながると思います。そうした2.5次元ミュージカルの魅力をもっともっとたくさんの人に知ってもらえたらうれしいです。
物語の内容は、すごくつらく苦しく悲しいものでしたが、演じれば演じるほど愛にあふれた作品だとも思いました。刀剣男士たちが自分たちの任務や責任のために戦いながら、葛藤し、それでも前を向いて立ち向かっていく姿は勇気にあふれていたと思います。そういった作品だからこそ、コロナ禍や大変な状況の今、頑張っている皆さんの心に届いたのではないかと思っています。
1部がミュージカル、2部がライブと分かれている構成によって、キャラクターの違った魅力が見えてくるのが面白いところだと思います。そうした構成だからこそ、お芝居も歌も殺陣もダンスもある盛りだくさんの内容です。稽古期間は本当に大変ですが、エンターテインメントとして楽しめる作品になっていると思います。それから、日本独自の、日本発のミュージカルなので、これからもっと日本を代表する作品になっていくと思います。今回の受賞で、改めてたくさんの方に応援していただいているシリーズだと実感しましたし、責任を持って頑張りたいと思います。
見に来てくださった皆さんからたくさんの反響をいただいて、僕もうれしく思っています。「静かの海のパライソ」は、やはり刀剣男士が自らの任務と向き合い、葛藤しながら戦う姿と、その時代に生きた人間たちの切ない運命が生々しく、それでいて美しく、皆さんの目に映ったのが新しかったのかなと思います。僕は(同作の演出の)茅野(イサム)さんから、2020年公演のときの稽古で、「これは伝説に残る作品になる」と言われて、そういうものを背負っているんだと自覚が芽生えました。それから1年半たち、2021年公演の際には、僕自身もさまざまな経験を積んだことで、当時とはまた違った台本の読み方ができるようになり、僕から茅野さんに「これはやっぱり伝説に残る作品になりますね」と伝えたんです。そうしたら、茅野さんからは「おまえが伝説に残る作品にするんだ」と言っていただきました。この作品に出会えたことに心から感謝したいです。
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月30日
小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む