エンターテインメント・ウェブマガジン
多面的な役なので、そこをどうストロークの中で変化させるかを、今は意識しています。謎めいて見えるように、短いストロークでもいろいろな色合いが出せるようにしていきたいです。
俳優が持つ全ての感性と体、あらゆる能力を駆使して、作品を作っていくのが演劇だと、私は感じます。それは、その瞬間でしか生まれないもので、劇場が変わればまた違ったものが生まれるというぐらい繊細なものだと思います。幕が開いてからも、日々進化して変化していきますし…。そういう意味では、純粋に“演じる”ということに向き合える場所が舞台なのかなと私は思います。それから、作品を中心にして、その物語をどう伝えるかを全員で共有して、集中して進んでいくという意味で、演劇はすごく芸術的で、素晴らしいファクターだといつも感じています。
初めて舞台に立ったときから、その気持ちはずっと変わらないです。もちろん、映画もドラマも、どのファクターも、それぞれ魅力がありますが、演じていてどれが好きかと聞かれたら、演劇かもしれません。
今、お稽古をしていても絶対に面白いものになるという感覚しかないんです。ですので、ぜひ、それを体験しに劇場に足をお運びいただけたらと思います。おなかいっぱいになって帰れる楽しい作品になると思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
「2022年劇団☆新感線42周年興行・春公演 いのうえ歌舞伎『神州無頼街』」は、3月17日~29日に大阪・オリックス劇場ほか、静岡、東京で上演。
公式サイト http://www.vi-shinkansen.co.jp/shinshuburaigai/
映画2025年8月15日
-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む
映画2025年8月14日
-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。 2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月11日
-本作はドラマ制作の現場が舞台の物語で、いとうさんはドラマ主演俳優の癖のあるマネジャー役です。 いとう 役者さんのマネジャーさんについて正直知らないこともありますが、ある意味役者をよく見せたい、役者の魅力を伝えたいという芯は想像できます。た … 続きを読む
映画2025年8月10日
また、ジョン・ウィリアムズ作曲のオリジナルテーマ曲の流用は、先に公開された『スーパーマン』同様絶大な効果があり、恐怖とユーモアの同居は、スピルバーグが得意とする演出法だ。 また、「以前から、フィルムで撮影し、自然な映画的な質感を表現した … 続きを読む