【インタビュー】ドラマ「星から来たあなた」福士蒼汰「フィクションの中に真実が垣間見える瞬間があちこちに見られた」山本美月「軸は残しつつも、全体的に柔らかな印象が出ればいいなと考えていました」

2022年2月18日 / 06:32

 2013年に韓国で放送され、大ヒットを記録した同名ドラマを日本版にリメークした「星から来たあなた」が、2月23日から、Amazon Prime Videoで独占配信される。本作は、約400年前の江戸時代に日本に舞い降りた宇宙人が、故郷に帰還直前に出会った現代のトップ女優と恋に落ちるラブファンタジー。宇宙人・東山満を演じる福士蒼汰と、女優・笹原椿を演じる山本美月に、本作の魅力や役作りについて聞いた。

福士蒼汰(左/ヘアメーク:佐鳥麻子/スタイリスト:小松嘉章)、山本美月(ヘアメーク :北一騎/スタイリスト :道端亜未)

-この作品の話を聞いたときにどんなことを感じましたか。

福士 大ヒットした原作の日本版ということですごくプレッシャーはありましたが、韓国版のドラマを見させていただいたら、見事にハマってしまって(笑)。大好きになってしまったので、(韓国版の主人公で宇宙人役の)ト・ミンジュンをどう抽出していこうかと考えるところからワクワクしました。

山本 私ももちろんプレッシャーは感じましたが、私が普段大好きなアニメや漫画の世界観に共通するものがあると思い、大女優と宇宙人が恋愛をするという設定に魅力を感じました。その後に、日本版の脚本を読ませていただいたら、原作のドラマとはまた違うキャラクター性を感じたので、これだったらぜひ演じてみたいとより楽しみになりました。

-福士さんは「原作にハマってしまった」ということですが、原作のどんなところに魅力を感じましたか。

福士 最初にお話を聞いたときは「宇宙人と大女優の恋愛」という設定が斬新だなと思ったのですが、実際に韓国版を見てみると、主演のお二人のお芝居に引き込まれてしまったんです。お二人の醸し出す空気感がとても魅力的で、ちょっと変わった設定もリアルに感じました。フィクションの中に真実が垣間見える瞬間が感動的で、それが引かれる一番の理由だったと思います。

山本 そうなんですよね。よくよく考えれば、突っ込みどころはたくさんあるんですが、それを全く感じさせないお二人のお芝居はやっぱり魅力かなと思います。

-その韓国版で、キム・スヒョンさんとチョン・ジヒョンさんが演じた役を日本版で演じるに当たっては、どんなことを意識しましたか。

福士 やはり韓国版は完成された作品なので、まずは、そこへのリスペクトは忘れないことが大事だと思いました。それから、ト・ミンジュンが本当に素晴らしかったので、彼の要素をできるだけ抽出したいと思っていました。満は腕組みをしているシーンが多いのですが、それは人との距離を表しているしぐさであると同時に、実はキム・スヒョンさんのしぐさを取り入れたものでもあります。ただ、リメーク版の個性を出していくためにも、すべて彼のまねをするのではなく、自分らしさを出すという意味でも柔和な部分を入れて作っていきました。

山本 最初に原作ドラマを拝見したときに、主人公の大女優、チョン・ソンイは気が強くて格好いい女性というイメージだったのですが、頂いた台本を読んでみると、もう少し柔らかい印象を受けたんです。もちろん、役柄のわがままな女優さんという軸は残しつつも、全体的に柔らかな印象が出ればいいなと意識して演じました。

-これまでも何度か共演しているお二人ですが、今回、恋に落ちる役を演じて、互いに新たに発見した一面はありましたか。

福士 すごく頭のいい方だなという印象を受けました。

山本 それって、頭がよくないように見えていたってこと(笑)?

福士 いやそういうわけではなく…(笑)、これまで共演させていただいたことは何回かありましたが、ゆっくりお話ししたことはなかったので、気付かなかったんです。でも、すごく知的なお話をされているなと、今回は初めて気付きました。

山本 私は、完璧な人という印象があったので、今回、実は抜けているところがあるんだなと感じました(笑)。料理があまり得意ではないようなので、身の回りのこともしっかりできそうな印象だったので、意外でした。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山下美月が“かつてなく最高の主人公”に 「自分も成瀬あかりのような人間に近づきたい」舞台「成瀬は天下を取りにいく」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月16日

 舞台「成瀬は天下を取りにいく」が7月4日(土)から上演される。本屋大賞をはじめ数多くの文学賞を受賞し、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了した、シリーズ累計発行部数210万部を突破する大人気小説『成瀬あかりシリーズ』。 … 続きを読む

片山友希、MEGUMI「間違えても失敗しても、とにかく前に進み続けるということはお伝えできたかなと思います」『FUJIKO』【インタビュー】

映画2026年6月15日

 1970~80年代の静岡を舞台に、激動の時代を生きるシングルマザーが自らの生き方を模索しながら力強く歩んでいく姿を描いた、木村太一監督の『FUJIKO』が全国公開中だ。本作で主人公の富士子を演じた片山友希と、企画・プロデュースを担当し、出 … 続きを読む

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第22回「播磨大誤算」戦国の世の難しさを印象付けた播磨攻略戦【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む

山本耕史、「RENT」に続き全編英語上演に挑む「ゼロからのスタートだけどやるしかない」 日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月11日

 山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む

page top