【インタビュー】映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』フィービー役日本語版吹き替え 上白石萌歌「一推しのキャラはミニ・マシュマロマン。特にスーパーのシーンはワクワクして『ゴーストバスターズだ!』という気になります」

2022年2月9日 / 08:00

-この映画は、父のアイバン・ライトマンが昔撮った映画を、息子のジェイソンが改めて撮ったわけです。ジェイソンも「家族のレガシーを大事にした」とコメントしています。そのことについてどう思いますか。

 この映画のメイキングを見たときに、撮影現場にお父さま(アイバン)がいらっしゃって、お父さまの横で指揮を執るというのは、プレッシャーもあるだろうし、結構異常な状況だなと思いました。でも前作を作った方が横にいるというのは、心強いところもあったのかなと。そうした親子の絆も、ちゃんとこの映画ににじみ出ている気がしたので、親子愛を感じました。

-では、上白石家のレガシーは?

 何だろう。すごく仲はいいです(笑)。四人家族で、今はなかなか一緒には過ごせていませんが、一緒に住んでいたときは、四季のイベントなどはとても大事にしていましたし、なるべく時間を共有するようにしていました。母が音楽の先生だったので、日常の中に、当たり前のように音楽があって、歌っていたら伴奏を付けてくれたりして、音楽やエンタメを愛している家族だったので、いろんなことが今のお仕事に影響していると思います。

-今回、声を務めたフィービーと、演じたマッケナ・グレイスと同じ年頃には、上白石さんは、もうデビューしていましたね。

 あの頃は、お仕事という認識よりも、自分が楽しくてやっていたり、ちょっと放課後に習い事に行くようなところがありました。お仕事だと、ちゃんと自覚してきたのは、ここ4、5年のことです。でも、当時の「好きだからお芝居をしている。好きだから表現したい」という気持ちは、絶対に大事だと思います。それは、これからも失わずにいたいと思います。

-最後に、観客に向けて一言お願いします。

 これまでの「ゴーストバスターズ」シリーズからさらにブラッシュアップされて、コメディー要素も残しつつ、すごくハートフルな仕上がりになったので、皆さんが、とても温かい気持ちになれると思います。この映画を見た後には、家族に連絡したくなったり、顔を見たくなると思います。ぜひ、心を温めに映画館に足を運んでいただきたいと思います。一推しのキャラはミニ・マシュマロマンです(笑)。特にスーパーのシーンはワクワクして「ゴーストバスターズだ!」という気になります。

(取材/丸山有咲、文/田中雄二)

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』

 

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