エンターテインメント・ウェブマガジン
映像では、画面サイズで見たときのことをどこかで考えながらやっています。それに比べると、そのままのお芝居だと舞台では表現が小さくなってしまったり、体から出す情報量が少なかったりするので、稽古をしながら体や手が自然とどんどん動いていきます。それから、映像よりも明確に、誰に向かって何を言っているのかを感じながらお芝居している感じがします。映像のときは(せりふを伝える)相手が目の前にいますが、舞台は相手が自分の後ろにいて、お客さんに向かって話すこともあります。情報を発信していく方向がさまざまなのが舞台の面白いところでもあると感じています。
お芝居はずっと続けていきたいなという気持ちは常にあります。舞台もコンスタントに出たいですし、書くことも続けていきたいと思っているので、今の活動をずっと続けていくことが目標です。続けていくことは一番大切なことだと思うので、次につながるように、今お仕事をご一緒している方とまたご一緒できたり、新しい出会いがあるように頑張るということがまず第一です。ですが、いつか脚本を書きたいという気持ちもあるので、それをもっと大きな気持ちにしていきたいなと思います。
この作品は、絶頂を極めた者たちが転げ落ちていくという展開が何度も起きる作品なので、どのようにして頂点を極め、どのようにして地をはいつくばうのか(笑)、それを楽しみにしていただけたらいいなと思います。劇場に足を運んでいただいた際には、ぜひローマの世界にどっぷりと浸っていただけたらうれしいです。
(取材・文・撮影/嶋田真己)
パルコ・プロデュース2021「ジュリアス・シーザー」は、10月10日~31日に都内・PARCO劇場ほか、大阪、山形、福島、宮城、富山、愛知で上演。
公式サイト https://stage.parco.jp/program/julius
映画2025年12月31日
筋肉系スターの最後の生き残り そう考えると、『エクスペンダブルズ』シリーズの現役の傭兵役というのは、ステイサムにとってはむしろ異色と言っていい。多彩な個性や国籍の寄せ集めチームという設定のおかげで、彼のナチュラルな魅力もしっかり際立ってい … 続きを読む
映画2025年12月30日
-どんな点が楽しかったのでしょうか。 舞台や実写作品の場合、役を演じていても、どこか自分が残っているんです。でも、アニメーションは外見が自分と全く異なるので、より強い没入感が味わえて。それがすごく楽しかったです。 -そういう意味では、主人 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月29日
映画『うちの弟どもがすみません』やドラマ『リベンジ・スパイ』など、数々の映画やドラマ、舞台で活躍する織山尚大の3年ぶりの主演舞台となる「エクウス」が1月29日から上演される。本作は、実際に起きた事件を基に描かれた、ピーター・シェーファーに … 続きを読む
映画2025年12月28日
【日本映画】 邦画界は、今年も『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』『チェンソーマン レゼ篇』『名探偵コナン 隻眼の残像』など、アニメーション作品が興行成績の上位を占めたが、実写映画でも大ヒット作が生まれた。歌舞伎を題材とした … 続きを読む
ドラマ2025年12月26日
▽家族を世話する母 ムン・ソリは、「クイーンメーカー」(23年)や「私たちの人生レース」(同)のように、女性の主体性や自分らしさを打ち出す役を担い、エンパワーメントの姿を体現してきた。だが「おつかれさま」では、“肩書きのない母”を真 … 続きを読む