【インタビュー】ドラマ「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」小関裕太「僕は好きになったら、すぐに言っちゃう派です」

2021年4月6日 / 06:06

 栗山千明が主演する恋愛ドラマ「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」が、7日からテレビ東京ほかで放送される。本作は、きれいでスタイル抜群、仕事も優秀なパーフェクトウーマンだが、実は彼氏がいない歴15年の恋愛初心者・九条瑠璃(栗山)が、見た目も中身も百戦錬磨だが、振られ続けてきた後輩の真宮亮(小関裕太)に恋愛指南をする様子を描く王道ラブコメディー。本作で、真宮を演じる小関に、王道ラブコメに挑戦した感想やドラマの見どころ、自身の恋愛テクニックや恋愛のルールについて聞いた。

(C)「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」製作委員会

-まずは、出演が決まったときの気持ちと、真宮亮というキャラクターを演じた感想を教えてください。

 最近、ラブコメ作品に携わらせてもらうことが増えたのですが、三角関係の報われない役が多かったので、今回は相手役ということでうれしかったです。ふたを明けてみると、思いが届かないことが多くて悩んだりしているので、撮影に入ってからは意外と寂しい思いになったり、窮屈になるような心情になっています。

-王道ラブコメに挑戦することについては、いかがでしょうか。

 ラブコメ作品を自分なりに研究して、気合を入れて臨んでいますが、監督がキュンキュンシーンに対してすごく厳しくて、結構駄目出しをしていただきます。「相手に対していとおしいと思う気持ちの間が少し長い」と指摘していただいたりするので、ラブコメスキルが上がっています(笑)。

-主演の栗山さんと共演した印象を教えてください。

 栗山さんは、カッコ良くてりんとしていて、芯のある方だなと感じました。カメラが回っていないときも、すごくナチュラルな方なので、撮影現場全体が穏やかで温かい雰囲気になっています。今回、電子漫画の編集部が舞台になっていて、ものすごい量の漫画が現場に置いてあるので、少女漫画を見ながら「男性目線ではどう思うの?」という話をしたりしています。

-栗山さんが演じる、見た目はパーフェクトウーマンだけれど、実は恋愛初心者という、瑠璃のような女性についてどう思いますか。

 かわいいなと思います。僕は年上の人や、精神年齢が上で頼れる人がヘルプを求めたり、隙が見える瞬間が好きなので、常にパーフェクトな瑠璃さんが、関係が進展していくにつれて、亮に見せていく表情がすごく好きだなあと思います。

-本作はオリジナル作品で当て書きということですが、真宮亮という役が自分に近いなと思う部分はありますか。

 「真宮くんて、もっと洋食を食べているイメージがあった」というせりふがあるんですけれど、僕は「家では洋食を食べていそう」とか「洋食顔」とよく言われるので、共通する部分を感じました(笑)。

-反対に自分とは違うなというところは?

 僕は、相手が年上でも年下でも、しっかりして大人っぽくしていたい部分があるのですが、すぐに崩れてしまうんです。亮くんは表情を変えずに相手と向き合っていて、落ち着いているので、自分の理想に近いなと思います。

-キャラクター作りの上で、自分からアイデアを出したところはありますか。

 衣装に私服がたくさん入っています。衣装合わせのときに、「亮くんって、どういう人なんだろうね」と話し合いながら、「こんなのもありますよ」と提案してキャラクターを作っていきました。亮くんには秘密がたくさん隠されているので、本当は悪い人なのかなとか、いろいろな想像ができる男性になっていると思います。

-劇中のキュンキュンシーンの中で、小関さん自身が一番引かれたシーンは?

 相手が悲しい表情で思い悩んでいる姿を見て、腕を引っ張ってハグをするシーンがあるんですけれど、こんなハグのパターンがあるんだと思って勉強になりました。バッグハグだったり、自分から思わず抱きしめちゃったりと、いろいろなハグがある中で、腕を引っ張ってからのハグは新鮮でした。

-亮くんは恋愛がうまくいかないキャラクターですが、小関さん自身が亮くんに教えてあげたい鉄板の恋愛テクニックはありますか。

 亮くんは2年間ずっといちずに恋をして、振り向いてもらえない中で、ドラマの時間軸に至るのですが、僕は好きになったらすぐに言っちゃう派なので、「好きだったら、好きって言った方がいいよ」ってアドバイスをしたいです(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

生駒里奈が語る俳優業への思い 「自分ではない瞬間が多ければ多いほど自分の人生が楽しい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年11月20日

 ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で活躍する生駒里奈が、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで作り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」の最新作、梅棒 19th GIFT「クリス、いってきマス!!!」に出演する。生駒に … 続きを読む

史上最年少!司法試験に合格 架空の設定ではないリアルな高校2年生がドラマ「モンスター」のプロデューサーと対談 ドラマ現場見学も

ドラマ2024年11月17日

 毎週月曜夜10時からカンテレ・フジテレビ系で放送している、ドラマ「モンスター」。趣里演じる主人公・神波亮子は、“高校3年生で司法試験に合格した”人物で、膨大な知識と弁護士として類いまれなる資質を持つ“モンスター弁護士”という設定。しかし今 … 続きを読む

八村倫太郎「俊さんに助けられました」、栁俊太郎「初主演とは思えない気遣いに感謝」 大ヒットWEBコミック原作のサスペンスホラーで初共演『他人は地獄だ』【インタビュー】

映画2024年11月15日

 韓国発の大ヒットWEBコミックを日本で映画化したサスペンスホラー『他人は地獄だ』が、11月15日から公開された。  地方から上京した青年ユウが暮らし始めたシェアハウス「方舟」。そこで出会ったのは、言葉遣いは丁寧だが、得体のしれない青年キリ … 続きを読む

「光る君へ」第四十三回「輝きののちに」若い世代と向き合うまひろと道長【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年11月15日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。  病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む

「ローマの共和制の問題点は、今の世界が直面している数々の問題と重なる部分が多い」『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』コニー・ニールセン【インタビュー】

映画2024年11月15日

 古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、剣闘士(グラディエーター)として壮絶な戦いに身を投じる男の姿を描いたスペクタクルアクション『グラディエーター』。巨匠リドリー・スコットが監督し、アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5 … 続きを読む

Willfriends

page top