【インタビュー】ミュージカル「眠れぬ森のオーバード」PAT Company「演劇を作りたい」から始まった俳優4人による「おもちゃ箱をひっくり返したような作品」

2021年8月15日 / 08:00

-改めて、本作の見どころを。

鯨井 われわれは、鳥越さんをはじめ、ゲストの皆さまの最大のファンだと思って作品を作っております。それぞれの個性をクリエーター陣が引き出していると思いますので、きっとあなたの好きな、あなたが見たことがないキャストの姿を見ることができると思います。それから、劇中の事件そのものや人間関係も楽しめますし、音楽の多様性も感じられます。フラットな気持ちで来て、混乱して帰ってください(笑)。

小柳 僕は、王道が好きなんです。その王道にひねりを加えて、全く違うものが出てくる面白さがある作品だと思います。どうぞ難しく考えて見てもらって、難しく考えなければよかったと思って帰ってください(笑)。ミステリー好きな方は、きっといろいろと考えながら見てくださると思います。でも、それは最初の10分で終わって、「何だよ」と思うところから、物語が始まるので、ミステリーファンの方にも演劇が好きな方にも楽しんでいただけると思います。

オレノグラフィティ PATは、「×(かける)」ことでより良いものが作られていくカンパニーだと思います。心さんは王道好きで、僕はアングラ人間なので、真逆なはずなのになぜか趣向があって、交わっていく。小劇場出身の僕がいれば、2.5次元舞台にも出演されている鯨井くんや心さんがいて、数多くのグランドミュージカルにも出演されている原田さんもいる。交わりづらいはずのいろいろなジャンルが合わさっているのに、この板の上ではそれが成立しているんです。どれか一つでも好きなものがあれば、見て損はないと思います。少しでもアンテナに引っかかった方は、ぜひだまされたと思って1回見に来てほしいです。

原田 PATとして作っていくものは、まさにおもちゃ箱をひっくり返したような作品になっていると思います。この年齢だからこそ、この4人だからこそできるものがあるんです。どの年齢の方にも楽しんでいただける作品になるよう頑張って作り上げていますので、われわれの今後の行方とともに、楽しんでいただければと思います。

(取材・文/嶋田真己)

ミュージカル「眠れぬ森のオーバード」

  ミュージカル「眠れぬ森のオーバード」は、8月19日~29日に、都内・オルタナティブシアターで上演。

公式サイト https://www.marv.jp/special/pat_company/

 

 

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

丘みどり、ジャッキー・ウー監督「もっとうまく歌えと言われたことは何度もありますが、もっと素人っぽく素朴に歌ってほしいというのは初めてでした」『演歌の坂道』【インタビュー】

映画2026年10月29日

-「いい日旅立ち」を何回も歌う場面がありましたが、いかがでしたか。 丘 自分の歌手生活で、「もっとうまく歌え」と言われたことは何度もありますが、「もっと素人っぽく素朴に歌ってほしい」というのは初めてでした(笑)。そこの引き算が難しかったです … 続きを読む

「それぞれの年代で、あの時これをやっていたなという見方ができるのも面白いです」渡辺いっけい『月影のゴールデン街』【インタビュー】

映画2026年10月29日

-ほぼ小さな店内で展開していく、どちらかというと演劇的な世界でしたね。  本当に狭い空間の中に皆さんがいる感じでしたが、共演者の中には舞台畑の人もいて、共通言語が持てる人たちが多かったので、それは楽でした。自分が好きな役者さんもいたので、そ … 続きを読む

UTA「ぜひ映画館でこの恐怖を肌で感じてほしいです」『クレイフェイス』【インタビュー】

映画2026年10月28日

-マットに共感する部分はありましたか。  いろいろな努力が報われて、やっと俳優としての成功にたどり着いた。それが、突然失われる。この業界ならではの残酷さが結構リアルに描かれていると思いました。だから、今の時代において、とても重要性のある要素 … 続きを読む

【映画コラム】世界が揺らぐとき、人間は何をするのか…『DIGGER/ディガー』『ディスクロージャー・デイ』

映画2026年10月20日

『ディスクロージャー・デイ』(10月1日公開)  サイバーセキュリティーの専門家ダニエル(ジョシュ・オコナー)は、謎の組織ワーデックスから機密情報を盗み出す。一方、ローカル局で気象予報士を務めるマーガレット(エミリー・ブラント)は、突如とし … 続きを読む

堂本光一演出「百鬼夜鏡」、「期待を超える作品を作っていけたら」川﨑皇輝×内村颯太×元木湧×北川拓実×安嶋秀生×松尾龍【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月20日

-本作の注目してもらいたいところは? 松尾 たくさんのキャラクターが登場しますが、全員に感情移入できる作品なのではないかなと思います。光一くんは、「陽」だけのものは作らないと思うので、「陰」があったり、考えさせられる物語になると思います。お … 続きを読む

page top