【インタビュー】ロック☆オペラ「ザ・パンデモニアム・ロック・ショー」水田航生「日本のエンターテインメントを盛り上げるのにぴったりのロックショー」

2021年8月14日 / 08:00

 作・作詞・楽曲プロデュースを森雪之丞、音楽を亀田誠治、演出を河原雅彦が手掛け、中山優馬が主演する、ロック☆オペラ「ザ・パンデモニアム・ロック・ショー~The Pandemonium Rock Show~」が、9月18日から日本青年館ホールで幕を開ける。本作は昭和の時代にロックに夢中になり、やがてロックバンド「THE REASON」で躍動するボーカリスト・楠瀬涼を中心に描いた音楽劇。「THE REASON」のリーダー・山下勝也役の水田航生に、本作への思いや意気込みを聞いた。

山下勝也役の水田航生(ヘアメーク:菅野綾香(ENISHI)/スタイリスト: 岡本健太郎)

-本作に出演することが決まったときの気持ちを聞かせてください。

 森雪之丞さんは、ミュージカル「怪人と探偵」の脚本や作詞、亀田誠治さんは、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(以下『カノ嘘』)の楽曲などでお世話になりました。演出の河原雅彦さんとは初めてですが、いろいろな作品を拝見して、いつか一緒にお仕事をしたいと思っていました。そんな素晴らしいクリエイターが一堂に会する舞台に出演できるので光栄です。座長の中山(優馬)くんは、とても礼儀正しく誠実な好青年で、お芝居もしっかりしていますし、同郷の共演者の方もいて、これからどんなカンパニーになるのか楽しみです。

-森雪之丞さんの印象はいかがですか。

 「怪人と探偵」のときは、脚本を読んだ時点で言葉選びが面白くて、詩的なせりふが新鮮でした。今作もどんなせりふ回しになるのか楽しみです。雪之丞さんは膨大な知識を蓄えた歩く図書館みたいな方で(笑)。今回のプロットを読ませてもらうと、雪之丞さんの知識量に裏打ちされた“ロック愛”が至るところに散りばめられている印象でした。これから作品の時代背景の下調べを丁寧にしながら稽古に臨みたいと思います。

-亀田さんの音楽も楽しみですね。

 間違いなく名曲ぞろいの舞台にしてくださると思います。いまでも『カノ嘘』で流れた曲のデモ音源を聴いたときの最初の衝撃が忘れられない(笑)。例えば、椎名林檎さんとご一緒されているバンド東京事変の楽曲を聞くとキャッチーですし、思わず世界観にのめり込んで聞き入ってしまいます。

-普段は、どんな音楽を聞いていますか。

 僕はどちらかというと子どもの頃からダンスミュージックに親しんでいて、世代でいうと、DA PUMPさん、安室奈美恵さん、SPEEDさんで踊っていました。友達の影響でMr.Childrenさんも好きになって、福山雅治さんやポルノグラフィティさんもよく聞いていました。最近は、夏にぴったりのケツメイシをよく聞いています(笑)。

-演出の河原さんとご一緒するに当たって心掛けたいことはありますか。

 僕のお芝居を河原さんの目の前で見せるのは初めてなので、やはり緊張すると思いますが、演出家の方は、僕にとっての最初のお客さまというイメージがあるので、河原さんにどういう演技をすればいいのかきちんとプレゼンテーションできるのかが大切だと思います。僕が真剣にお芝居をしていることを感じていただきたいし、お互いの意見を素直に言い合える良好な関係を築きたいと思います。

-水田さんが演じる山下勝也の印象を聞かせてください。

 1970年代に結成するロックバンド「THE REASON」のリーダーであり、ギタリストです。ロックへの愛情にあふれ、優秀なメンバーを集める優れた千里眼がある。性格はパッショナブルなのに、メンバーの背景を仔細に感じ取ろうとする客観性を兼ね備えています。まだ日本にロックが根付いていないときからロックバンドが時代を変えると信じている先見の明がある人物だと思います。

-どのようなことを意識して役へアプローチしますか。

 今作はバンドのメンバーが集まって生まれる“グループ感”が大事だと思います。『カノ嘘』もバンドを描いたお話でしたが、そのときはリーダー役の三浦翔平くんがリーダーシップを取って、僕たちをまとめてくださった。今作では、僕が率先して稽古場で発言したり行動をして、みんなをまとめることを意識しながら役を作りたいと思います。

-水田さんは多くの舞台に出演していますが、本作で心掛けたいことはありますか。

 今回はオリジナルの音楽劇なので、みんなでたくさんの意見を出し合いながら稽古場で一から作り上げていこうと思います。ただ、音楽劇に限らず、どのジャンルの舞台でも常に新しいお芝居にチャンレジをしたくて。俳優でもスポーツ選手でも果敢にチャレンジされている方からは、いつもかけがえのない尊さや美しさを感じます。僕もチャレンジしている姿をお客さまに感じ取ってもらって、皆さんが深く感動できる作品に昇華していきたいです。

 
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