【インタビュー】ミュージカル「October Sky-遠い空の向こうに-」甲斐翔真&阿部顕嵐&井澤巧麻&福崎那由他が「ロケットボーイズ」に 「勇気を持って、僕たちも進んでいきたい」

2021年8月2日 / 08:00

 ミュージカル「October Sky-遠い空の向こうに-」が、10月6日から上演される。本作は、元NASAの技術者ホーマー・H・ヒッカム・Jr.の自伝小説を原作に、厳しい現実に直面しながらもロケットに夢を懸ける高校生たちの姿を描いた青春映画をミュージカル化。主人公のホーマーを演じる甲斐翔真、ホーマーと一緒にロケット制作に励む「ロケットボーイズ」のメンバーを演じる阿部顕嵐、井澤巧麻、福崎那由他に、公演への意気込みを聞いた。

(左から)福崎那由他、甲斐翔真、阿部顕嵐、井澤巧麻

-本日(取材当日)はビジュアル撮影も取材させていただきましたが、撮影中はどんなことを意識していたんですか。

甲斐 僕は、目線の先にロケットがあるシーンをイメージしていました。空を見上げるように。まだまだこれからですが、まずはこのビジュアルを見てくださった皆さんに、面白そうと思っていただけるのが第一歩だと思うので、格好いい写真が撮れてよかったです。

阿部 僕は役柄的にもクールなイメージだったので、それをイメージして臨みました。(カメラマンからも)「ただかっこよくいてくれ」と言われたので、“格好いい”を意識していました。

井澤 1950年代にタイムスリップした気持ちで臨みました。僕が演じるオデルは、ムードメーカーでもある役どころなのですが、今日はクールなカットが多かったので、これから役作りをする上で今日のイメージを役立てたいと思います。

福崎 僕が演じるクエンティンは、見た目は地味ですが、探究心が強く、ひたむきな性格だと思うので、僕もロケットを見つめて撮影したいと思います(笑)。

-本作の企画を聞き、原作映画を見てどんなことを感じていますか。

甲斐 自分が演じるということは関係なく感動しました。夢を持つことの素晴らしさや高校生たちのパワーをすごく感じる映画だったので、ミュージカルでは、それをどうやって表現していくのかなと、今、考えているところです。この作品の持つ魅力を壊さないように頑張らないといけないなと思っています。

阿部 「宇宙」って誰もが一度は憧れるロマンだと思います。(登場人物たちが)夢を持つことで、キラキラ輝いていて、でも、逆境や挫折も描いているすてきな作品でした。僕は、映画が大好きなので、普段からたくさん見るのですが、この映画は、お仕事であることも忘れてのめり込んでしまいました。

井澤 ロケットが打ち上げられるのが当たり前ではなかった時代に、多感な高校生たちが見上げたロケットはすごくキラキラしていたと思います。本作を通して、お客さまにもそれを感じていただけたらうれしいです。それから、この作品は父親と息子の愛や絆もすごく大事なテーマとして描いていると思うので、そこは大切にみんなで表現していけたらと思っています。今回、日本初演で(ブロードウェーを目指すこと)それに先駆けて公演されるということもあって、いいものを作りたいという思いは強くあります。

福崎 僕も、希望や勇気をもらえる作品だと思いました。日本初演の作品ですが、「ロケットボーイズ」のように、僕たちも、前例のないものにも勇気を持ってしっかりと歩んでいければと思います。僕たちの姿がお客さまにも勇気を与えられたらと、思います。

-それぞれが演じる役柄と自分との共通点を教えてください。

井澤 僕は、学生時代はやんちゃだったので、そこは共通するところかもしれません。オデルが幼なじみと一緒に、父親が働いている鉱山に侵入するシーンがあるのですが、それも何だか懐かしいなと感じました。

阿部 (ロイのように)義理の父から暴力を受けているという状況は一切ないです(笑)。ですが、子どもの頃はプラモデルを作るのが好きで、熱中していた時期もあったので、物を作って目標に向かって進んでいくという気持ちには共感できます。僕自身、今もたくさんの夢があるので、それも共通点だと思います。

甲斐 僕はロケットのような少年心を燃やすものが昔から大好きだったので、その少年心は、役を演じる上でも意識したいと思います。ホーマーも、格好いいものを作りたかったんだと思います。それは単純だからこそ強い意志でもあって、夢に突き進んでいけたのかなと、今は思っています。

福崎 理性が効かなくなるぐらい、一つのことにのめり込んでしまうというところは僕もあったりするので、そこはクエンティンとしても出していけたらと思います。

-皆さんは、俳優になる前はどんな夢を持っていましたか。

甲斐 僕は仮面ライダーになりたくて、七夕の短冊にもそう書いていたほどでした。なので、かなえました!(笑)

井澤 幼い頃は父親が警察官だったこともあって、警察官になりたいと思っていました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【インタビュー】映画『ひらいて』山田杏奈「愛という主人公について、修行のようにずっと考えていました」芋生悠「愛自身の迷いと杏奈ちゃんの迷いがリンクしていた」綿矢りさ原作の映画で女子高生役を好演

映画2021年10月21日

 成績優秀で性格は活発、クラスでも人気者の高校生・木村愛は、寡黙な同級生・西村たとえ(作間龍斗)に片思い。だがある日、愛はたとえに秘密の恋人がいることを知る。その相手とは、糖尿病を抱えた目立たない女子生徒・新藤美雪だった。2人の関係に衝撃を … 続きを読む

【大河ドラマコラム】「青天を衝け」第三十一回「栄一、最後の変身」栄一の豊かな人間味を表現した吉沢亮の巧みな演技

ドラマ2021年10月20日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「青天を衝け」。10月17日放送の第三十一回「栄一、最後の変身」では、日本初の銀行や富岡製糸場の設立にまつわるエピソードが描かれた。  その中で、主人公の渋沢栄一(吉沢亮)は、大阪で知り合った大内くに(仁村紗 … 続きを読む

【インタビュー】映画『草の響き』東出昌大「監督は『好きにやってこい』と背中を押してくれた」斎藤久志監督「東出さんと初めて会った瞬間、『この映画、勝ったな』と」意見をぶつけ合って生まれた苦悩する主人公

映画2021年10月18日

 心に失調をきたし、妻・純子(奈緒)と2人で東京から故郷の函館に戻ってきた和雄。病院の精神科を訪れた彼は、医師に勧められるまま、治療のため、街を走り始める。その繰り返しの中で、和雄の心は徐々に平穏を取り戻していくが…。現在公開中の『草の響き … 続きを読む

「渋沢との言い合いはこれからも続きます」大倉孝二(大隈重信)【「青天を衝け」インタビュー】

ドラマ2021年10月17日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「青天を衝け」。時代は明治に移り、新たな国造りを目指す人材が次々と登場してきた。その1人が、後に総理大臣として歴史に名を残す大隈重信だ。駿府藩で頭角を現した主人公・渋沢栄一(吉沢亮)を新政府に登用するため、得 … 続きを読む

【映画コラム】どちらも映画館で見るべき映画『最後の決闘裁判』と『DUNE/デューン 砂の惑星』

映画2021年10月15日

黒澤明監督の『羅生門』をほうふつとさせる『最後の決闘裁判』  1386年、百年戦争のさなかの中世フランスを舞台に、実際に行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした歴史ミステリー。アカデミー脚本賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング … 続きを読む

amazon

page top