エンターテインメント・ウェブマガジン
山寺 実際、僕もそう思っていました。でも、考えてみたら僕の親は戦争を経験しているし、僕が生まれるつい10数年前まで、日本も戦争をやっていたわけです。今だって世界から戦争はなくなっていません。今回、冒頭で「20世紀末から、人類は幾つもの危機を乗り越え、世界大戦を200年以上回避してきた」というナレーションで始まるのを見て、そういう忘れていた歴史の事実を突き付けられた気がしました。そんな視点で見ると、より深い「ヤマト」の魅力に気付くことができるかもしれません。
福井 前回の収録の後、山寺さんが「いやー、精神的にきたわ…」と言いながら帰っていかれたのが、すごく印象に残っています(笑)。
山寺 いやぁ…(笑)。実はもう『2205』の収録が始まっているんですけど、最初から「えー!?」ということが起こるんです。その後、ちょっと希望の光が見えて、「ぞわぞわっ」と…。だから、すごいことになっています。それを楽しんでいただくためにも、今まで「ヤマト」に触れてこなかった方には、入門編としてこの作品をご覧いただければと思います。反対に、今まで見てきた方は、感動がよみがえってくるだけでなく、「今までこう思っていたけど、実はこうだったのか」という発見もあったりして、きっといろいろな楽しみ方ができるはずです。
福井 物語を通して、現実を捉え直すことができるのが、フィクションの大きな魅力です。その点、この『「宇宙戦艦ヤマト」という時代』は、今の時代と正面から向き合い、東日本大震災から10年ぐらいの日本の気分が反映された作品に仕上がっています。現在はさらに大変な状況ですが、こんなふうに「不安が次々と押し寄せてくる時代をどう生き抜くか」については、続く『2205』でしっかりと掘り下げています。ですから、この作品で現在の状況を捉え直した後、『2205』で、現代では空回りしがちな「希望」という言葉の重さや大切さを再確認していただければと思います。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2026年7月24日
一方、タイから届いた『ユースフル・ゴースト』(10日公開)は、さらに大胆な発想で観客を驚かせる。粉じん公害が深刻化したバンコクで、呼吸器疾患によって妻ナット(ダビカ・ホーン)を失ったマーチ(ウィットサルート・ヒンマラート)の前に、彼女の霊 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月24日
宅間孝行が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の最新作、第14弾「北の島から」が11月20日から上演される。主演を務めるのは、本作が舞台初主演となる関口メンディー。日本最北の島・礼文島を舞台に、家族の絆を描き出す本作で、 … 続きを読む
ドラマ2026年7月23日
▽ドラマが映すパンマル その感覚は、ドラマを見るとよく分かる。 「トッケビ」では、中年女性がチキン店の若い女性店主を従業員と思い込み、高圧的なパンマルでまくし立てる。店主は最初こそ敬語で受け流すが、無礼が続くと、すっとパンマルに切り替え … 続きを読む
映画2026年7月23日
-姉の小春役の鎮西寿々歌さんはどんな印象でしたか。 SNSやテレビでずっと見ていたので、最初は話しかけていいのかなと思っていましたが、撮影が始まる前の本読みの時から、鎮西さんから「今何歳?」「学校では何をしているの」とフレンドリーに話しか … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月22日
望海風斗と坂本昌行が出演するミュージカル「ファニー・ガール」が、9月8日から日生劇場で上演される。本作は、ニューヨークのブロードウェーレビュー、ジーグフェルド・フォリーズの大看板だったファニー・ブライスの伝記ミュージカルとして1964年に … 続きを読む