エンターテインメント・ウェブマガジン
僕がこの「にっかり青江 単騎出陣」をやりたいと思った根底にある感情は、恐らく刀剣男士を演じている俳優たちみんながぶち当たる壁なのかなと思っています。なので、この公演を行うことで、刀剣男士を演じる俳優たちの道しるべになれればいいなという思いがあります。これを見せることで、迷いや悩みが解消できればいいな、と。同時に、ミュージカル『刀剣乱舞』のファンの皆さまには「自分の推しにもこの公演をやってほしい」と思える内容になっていると思いますし、そう思っていただけるものをお見せしたいと思っています。
これまでのミュージカル本公演と大きく違うのは、歴史上の人物が登場しないことです。ミュージカル本公演では、歴史上の人物がいて、あるエピソードがあり、そこに付き添ってきた刀剣男士たちの心情が描かれることが多い。でも、今回は、ミュージカル『刀剣乱舞』のにっかり青江という刀剣男士の歴史を描いています。刀剣の歴史やエピソードなどを交えて、刀剣男士そのものを掘り下げていく物語です。僕は、これがきっと皆さんが自分の好きなキャラクターに望んでいることなんじゃないかと思っています。
この単騎出陣を行うことで、ミュージカル『刀剣乱舞』がより大きなものになっていくと僕は思っています。先を見すえた作品に携わりたい。先頭に立つつもりで臨む作品なので、もちろんプレッシャーも大きいですし、冷静に考えたら怖くもなります。ですが、そのプレッシャーに打ち勝って公演をやり終えたときに、きっとミュージカル『刀剣乱舞』という作品自体が大きく進化するんじゃないかと思っています。僕自身も挑戦です。その挑戦が未来のミュージカル『刀剣乱舞』につながるものになると信じて全うしますので、ぜひ『刀剣乱舞』に興味がある方は、お近くでの公演に足を運んでいただけたらと思います。
(取材・文/嶋田真己)
「ミュージカル『刀剣乱舞』 にっかり青江 単騎出陣」は、4月27日に北海道・函館市民会館 大ホールからスタートし、全国14カ所で上演。(2021年秋以降の公演は後日公開)
ドラマ2025年10月27日
-お二人は、娘の真琴(中村ゆり)に余命を伝えないと決めたこはるの生き方に共感できますか。 風吹 こはるは愛に生きる人なので、会えばけんかばかりしてしまう娘でも、そこには母親としての愛情しかなくて、それが彼女の決意、引いては“死にざま”につな … 続きを読む
ドラマ2025年10月27日
-感情を表に出さない冷静な椎名を、どのように意識して演技に臨んでいますか。 椎名にとって、レースは「確認作業」なんです。それが正しかったか、正しくなかったか。もし勝ったら「これが正しかったんだ」という確認ができて、逆に負けたら「何を変えた … 続きを読む
映画2025年10月24日
-そうやってお2人が繰り広げる物語がドラマチックな分、エンディングに流れる「奇跡を待ってたって」が心に染み入ってきます。 石原 映画の内容をきちんと踏まえた曲にしたかったので、エンディングが始まって何秒で風景が変わり…といったことを細かく計 … 続きを読む
映画2025年10月23日
-文子が生涯学習の講座に行きますが、生涯学習についてはどう思いますか。 実は、以前、静岡県の生涯学習の委員をやっていました。それから最初に出した『山なんて嫌いだった』という本の後書きに「いつか少し時間ができたら大学に行って勉強してみたい」 … 続きを読む
映画2025年10月22日
-その場でとっさに反応したように見える迫真のお芝居でした。では、マモルにとってもう一つ大事な要素である北村さん演じるタクヤとのバディ感は、どのように作っていったのでしょうか。 北村さんと一緒に現場で作っていった感じです。僕が最初、緊張して … 続きを読む