【インタビュー】「スリル・ミー」松岡広大&山崎大輝が見せる“生の衝動”「危うさやもろさ、稚拙さを表現できれば」

2021年3月30日 / 08:00

-ほかのペアの稽古はご覧になりましたか。

松岡・山崎 見ていないです。

山崎 見ることによって、新しい発見があったり、自信になることもあるとは思うんですが、自分たちの芝居がブレてしまうんじゃないかという心配もあって見られないです。

松岡 栗山さんが、それぞれのペアに1つずつ“柱”となるキーワードを渡してくれたんです。田代さん・新納さんペアは「究極の愛」、成河さん・福士さんペアは「資本主義の病」、そして僕たちは「生の暴走」です。なので、作り上げているものは、全く違うものになっていると思います。ですが、ほかのペアの稽古を見てしまうことによって、「この可能性もあるのか。じゃあ、僕たちにも組み込んでみよう」と思ってしまうと思うんです。

山崎 ごちゃごちゃになって一番大切なものを見失っちゃうといけないからね。

松岡 ほかの2ペアは、“演劇モンスター”ペアですから、食い殺されちゃいます(笑)。

-改めて、楽しみにしている方へメッセージを。

松岡 ぜひ、客観視して見てもらいたいです。無理して楽しむ必要もないですし、嫌な気持ちになって途中で帰ってもらってもいい。どんな感想を持ってもいい作品だと思います。

山崎 考える余地も、受け取る余地もある作品なので、自由な感性で感じ取っていただけたらと思います。このご時世でなかなか難しいかもしれませんが、僕はラフな気持ちで見にきてほしいです。

(取材・文/嶋田真己)

ミュージカル「スリル・ミー」

 ミュージカル「スリル・ミー」は、4月1日~5月2日に都内・東京芸術劇場 シアターウエストほか、群馬、愛知、大阪で上演。
公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/thrillme2021/

 

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

-劇中では、秀長と秀吉に対する「認めたくないが、認めざるを得ない」という勝家の複雑な心情が見事に表現されていました。秀吉役の池松壮亮さんとのお芝居はいかがでしたか。  仲野太賀さんと池松壮亮さんは、周囲に対する気配りを欠かさない素晴らしい俳 … 続きを読む

パク・ジョンミン「一人二役は想像以上に大変でした」韓国のヒットメーカーが「ガス人間」に続いて送り出すサスペンス・ミステリーで熱演『顔 -かお-』【インタビュー】

映画2026年8月28日

-劇中ではそんなご苦労を感じさせない名演でした。  実は、最初にオファーをいただいたのは、ドンファン役だけだったんです。でも、脚本が面白かったためについ欲が出てしまい、僕の方から「ぜひヨンギュもやらせてください!」とヨン監督にお願いしたんで … 続きを読む

【映画コラム】「生き残る」とは何か『ラスト・サバイバー』『シェルター』が描く極限の人間ドラマ

映画2026年8月28日

『シェルター』(8月28日公開)  スコットランド沖の孤島に建つ灯台を隠れ家にして、愛犬と共にひっそりと暮らす元特殊部隊員マイケル・メイソン(ジェイソン・ステイサム)。  ある日、週に一度、叔父と共に船で生活物資を届けに来る少女ジェシー(ボ … 続きを読む

安田章大「僕が演じられたのは、のんちゃんのおかげ」のん「安田さんとの出会いは衝撃でした」自閉スペクトラム症の兄とその妹役で初共演『平行と垂直』【インタビュー】

映画2026年8月28日

-お二人の息の合った現場の様子が伝わるすてきなお話です。劇中でも本当の兄妹のようで、初共演とは思えませんが、撮影中、お互いの共通点を感じたことはありますか。 安田 のんちゃんは、何かを伝えようとするとき、自分の言葉でこんなふうに伝えたいと、 … 続きを読む

井桁弘恵、幼少期のバレエの経験が今の「度胸」に 「バレエの魅力をもっと伝えたい」「SWAN -Ballet cross Reading-」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月28日

 ドラマ「そこから先は地獄」(日本テレビ)で主演を務め、映画『教場 Requiem』など数々の映画やドラマに出演、「おしゃれクリップ」(日本テレビ)ではMCも務める井桁弘恵。9月4日から上演される「SWAN -Ballet cross Re … 続きを読む

page top