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松岡・山崎 見ていないです。
山崎 見ることによって、新しい発見があったり、自信になることもあるとは思うんですが、自分たちの芝居がブレてしまうんじゃないかという心配もあって見られないです。
松岡 栗山さんが、それぞれのペアに1つずつ“柱”となるキーワードを渡してくれたんです。田代さん・新納さんペアは「究極の愛」、成河さん・福士さんペアは「資本主義の病」、そして僕たちは「生の暴走」です。なので、作り上げているものは、全く違うものになっていると思います。ですが、ほかのペアの稽古を見てしまうことによって、「この可能性もあるのか。じゃあ、僕たちにも組み込んでみよう」と思ってしまうと思うんです。
山崎 ごちゃごちゃになって一番大切なものを見失っちゃうといけないからね。
松岡 ほかの2ペアは、“演劇モンスター”ペアですから、食い殺されちゃいます(笑)。
松岡 ぜひ、客観視して見てもらいたいです。無理して楽しむ必要もないですし、嫌な気持ちになって途中で帰ってもらってもいい。どんな感想を持ってもいい作品だと思います。
山崎 考える余地も、受け取る余地もある作品なので、自由な感性で感じ取っていただけたらと思います。このご時世でなかなか難しいかもしれませんが、僕はラフな気持ちで見にきてほしいです。
(取材・文/嶋田真己)
ミュージカル「スリル・ミー」は、4月1日~5月2日に都内・東京芸術劇場 シアターウエストほか、群馬、愛知、大阪で上演。
公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/thrillme2021/
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