【インタビュー】「ラン・フォー・ユア・ワイフ」新垣里沙 事務所から独立しフリーに「いろいろなことにチャレンジしていきたい」

2021年3月22日 / 15:25

-2020年8月には、それまでの所属事務所から独立し、フリーとして活動をスタートしました。独立はどのような思いから決めたことだったのですか。

 実は、独立することは1、2年前から考えてはいたんです。12歳の頃から家族のように支えてもらい、お世話になりっ放しだった事務所なのですが、そこを飛び出して一人でやってみたいという気持ちがあったんです。だから、事務所に不満があったとかでは全くありません。ただ、特に演劇を始めてからは、人と人とのつながりの大切さを改めて感じていたので、マネジャーを通してお仕事を決めていくということではなく、出会いを大切にして自分でもやれるようにしたいと思っていました。それで、独立を考えていたのですが、ありがたいことに、舞台のお仕事が年間8本ほどあったので、タイミングが難しくて…そんなときに新型コロナで舞台の公演中止が続いたことで、改めて考える時間が増えて、事務所の方にも背中を押していただいて、今なんじゃないかと気持ちが固まりました。

-独立後はYouTubeチャンネルの開設など、より幅広く活動をされています。今後は、どのような活動を行いたいですか。

 もちろん、役者という軸はぶれたくないと思っていますが、人とのつながりを通して、これまで経験していないお仕事を頂く機会が増えたので、いろいろなことにチャレンジしていきたいです。表現をするという意味では、今までと変わらないと思いますが、表現の仕方は変わっていくのかなと思っています。

-改めて、作品への意気込みを。

 私自身も久しぶりのコメディー、そして会話劇なのですごく楽しみにしています。ただただ必死に、自分の正義を貫き通そうとしている愛すべき人物ばかりが登場します。そんなキャラクターたちが必死になる姿に笑っていただける作品になると思います。ぜひ楽しみにしていてください。

(取材・文/嶋田真己)

 SHY BOYプロデュース公演第3弾「ラン・フォー・ユア・ワイフ」は4月7日~14日、都内・オルタナティブシアターほか、名古屋、大阪で上演。
公式サイト https://shyboy.jp/runfor/

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【Kカルチャーの視点】異領域を融合する舞台芸術、演出家イ・インボの挑戦

舞台・ミュージカル2025年7月3日

▽長い時を刻む、大衆文化とは異なる魅力 -Kカルチャーが世界で注目される今、今回のような舞台表現はKカルチャーの中にどう位置づけられると思いますか?  K-POPや映画などの大衆文化も素晴らしいですが、伝統芸術はそれよりもはるか以前から続い … 続きを読む

毎熊克哉「桐島が最後に何で名乗ったのかも観客の皆さんが自由に想像してくれるんじゃないかと思いました」『「桐島です」』【インタビュー】 

映画2025年7月3日

-実際に演じてみて感じたことや、演じる上で心掛けたことや気を付けたことはありましたか。  自分が桐島を演じる上で一番重要だと思ったのは、(偽名の)「ウチダヒロシ」として、1人の部屋で朝を迎えて、窓を開けてコーヒーを飲んでというシーンでした。 … 続きを読む

磯村勇斗&堀田真由、ともにデビュー10年を迎え「挑戦の年になる」 ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」【インタビュー】

ドラマ2025年7月2日

 磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む

蓮佛美沙子&溝端淳平「カップルや夫婦が“愛の形”を見直すきっかけになれたら」 グアムで撮影した新ドラマ「私があなたといる理由」【インタビュー】

ドラマ2025年7月1日

 ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む

風間俊介「横浜流星くんと談笑する機会が増えてきたことがうれしい」蔦重と和解した鶴屋喜右衛門役への思い【大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」インタビュー】

ドラマ2025年6月29日

-それが変わってきたということでしょうか。  物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む

Willfriends

page top