【インタビュー】映画『くれなずめ』若葉竜也「言語化できないものでつながることがあると感じた瞬間があった」

2021年5月11日 / 06:03

-今回は、皆高校生の時代から演じていましたが、若葉さんが演じた明石だけが、ひげを生やしていました。あれは役作りですか。

 皆高校生のときの自分を、多少美化したり、記憶が曖昧になって頭の中で編集しているところがある。だから大人の明石が、高校生の頃の自分や、成田さんが演じた吉尾のことを振り返ったときに、そこはあえて高校生らしくなくてもいいと思っていました。高校生だけど、あくまで大人が思い出している記憶の中の高校生。現代の明石が、そのまま高校に飛んできたような、ちょっと不思議な感覚でやればいいかなと思っていました。

-最後に、この映画を楽しみにしている観客に一言お願いします。

 見てもらえたら、きっと面白いと思ってもらえるという自信はあります。僕は出演作を選ぶときに、10代の頃に映画館で夢中になって映画を見ていた自分が、観客として興味を持って見に行けるような作品に出ることにこだわっています。そうでなくては、「見に来てください」とも言えないと思います。この映画は、単純に、見てもらえたら面白いと思える作品になっていると思うので、食わず嫌いをせずに見てもらえたらうれしいです。

(取材・文/田中雄二)

(C)2020「くれなずめ」製作委員会

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

戸田菜穂「スッとあの時代に入っていけるような空気がありました」名作漫画の実写映画化で、昭和の母を好演『遥かな町へ』【インタビュー】

映画2026年10月9日

-戸田さんが当時の生活に引かれる理由は何でしょうか。  昔から、向田邦子さん(「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」などを手掛けた昭和の脚本家、小説家)の作品や、そこ描かれている戦後昭和の生活スタイルが好きだったんです。世の中は今よりもずっ … 続きを読む

【映画コラム】9月の公開映画から

映画2026年10月8日

「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(11日公開)★★★ 戦争が残した加害と被害の記憶  ベトナム戦争に従軍した元海兵隊員アレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、帰国後も戦場の記憶に苦しみ続ける。だが、自らの戦争体験を人前で語り始 … 続きを読む

伊原六花「七五三掛さんが一緒で心強い」七五三掛龍也「伊原さんはオールマイティーな方」痛快リベンジ・エンターテインメントで共演「小麦とバターと復讐と」【インタビュー】

ドラマ2026年10月7日

 10月7日(水)よる11時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット「水ドラ★イレブン」枠で、新ドラマ「小麦とバターと復讐と」がスタートする。  夫と助手に裏切られ、命を落としたパン職人の野崎ミチルが、2年前にタイムリープし、過去をやり直しなが … 続きを読む

川口春奈、高杉真宙「自分や家族、周りの人たちを大事にしようと思うきっかけになったらうれしいです」『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』【インタビュー】

映画2026年10月1日

-実在の人物を演じる難しさは感じましたか。 川口 彼女が残した日記や言葉、映像も少なからずありましたが、自分なりの解釈はせず、監督を信じて飛び込んでみるという感じでした。本当に一つずつ模索しながら作っていったという感覚でした。 高杉 こうい … 続きを読む

木戸大聖「悲しいと思っていてもそれを表情に出せないのが難しかったです」『沖晴くんの涙を殺して』【インタビュー】

映画2026年10月1日

-今回は広瀬アリスさんとの共演でしたが、『ゆきてかへらぬ』では、妹のすずさんとも共演しましたね。  シンプルに、男と女として対峙(たいじ)する役ができたことはすごくうれしかったですし、すずちゃんもアリスさんも、自分の実年齢とは関係なく、僕が … 続きを読む

page top