エンターテインメント・ウェブマガジン
この作品は、ただ真っすぐ進むだけじゃなく、あっちこっちにぶつかったり、前に進んでたと思うとくるっと振り向いて後ろにまた戻ったり…。まるでピンボールのようにあちこちに向かっていきます。なので、その道筋を追っているだけで、あっという間に終わってしまうというところはあると思いますが、それに加えて独特の世界観や衣装など、盛りだくさんな内容です。きっと、何度見ても楽しめる作品だと思います。まだまだこれから(稽古を重ねて)どうなっていくのか私たち自身も分からない部分もありますし、より深めていかないといけないと思っていますが、「演劇っていいな」と思っていただける作品に仕上げることが、今は一番だと信じて、良いものをお見せできるように頑張ります。
多分、作っている私たちが、誰よりも、この作品がどんな作品になるのかということを楽しみに稽古しています。開幕までにはいろいろな試練が待ち受けていると思いますが、それでも今の段階でも、これまでに見たことがない世界観を体験できる演劇になると思っています。プルカレーテさんが演出する作品を日本で見ることができるという機会自体がとても貴重なことだと思いますし、さらにそれが野田さんの戯曲となるとそれは奇跡的な組み合わせです。その奇跡の組み合わせを、余すことなく楽しんでいただけるように、私たちも精いっぱい頑張りますので、ぜひ、この世界観を味わいに来ていただければと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
「東京芸術祭2020 東京芸術劇場30周年記念公演『真夏の夜の夢』」は、10月15日~11月1日、都内・東京芸術劇場 プレイハウスほか、新潟、長野、兵庫、札幌、宮城で上演。
公式サイト https://www.midsummer-nights-dream.com
映画2025年9月16日
-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月12日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む
ドラマ2025年9月12日
-小学生の頃、絵画教室に通われていたそうですが、演じる上で役立った部分はありますか。 僕は子どもの頃から、絵画教室に通ったり、自宅では粘土で架空のモンスターを作ったりしていました。そういう創作を楽しむ部分は、嵩に通じるものがありました。前 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月11日
-なるほど。そうして前に進んだ先に、どんな未来をイメージしていますか。 先のことはあまり考えていないです。友達たちが家を建てたり、子どもが生まれたりしているのを見ると、そうした未来を自分が持ったらどうなるんだろうなと考えることはありますが … 続きを読む