エンターテインメント・ウェブマガジン
「20世紀最後の正統派アイドル」として人気を博し、今年で歌手デビュー30周年を迎え、女優としても活躍する高橋由美子が、9月11日から上演される舞台「時子さんのトキ」に主演する。本作は、劇団「ONEOR8」主宰で、脚本・演出家の田村孝裕が手掛ける新作舞台。離婚後、路上シンガーの男に疎遠になってしまった息子を重ねて人生を狂わせていく女性・時子の姿を描く。高橋に、本作の魅力や、歌手デビュー30周年を迎えての思いなどを聞いた。
出演のお話を頂いたときは、こんなに大変な状況になるとは思っていなかったので、私が主演でいいのか、という思いは正直なところありました。だけど、田村さんという面白い作品を手掛けている人と一緒に演劇ができるという喜びの方が勝ったというのはありました。
現代も含めながら、過去にさかのぼったりして、人の嫌な部分を見せられるんだけど、笑っちゃう、みたいな作品です。それによって、少し心がほわっとしたり、キュンとなったりするんですけど、そういうものを、会話劇中心でつむぎ出していくんです。でも、そこに斬新にモノローグを挟んでいくことによって、ただ単に会話劇だけで面白さを引き出していく作品ではないなと感じています。
時子については、当て書きで台本を書いていると聞いていたのですが、時子の、これと決めたらすぐ行動に移すというところは自分と重なります(笑)。時子の、ささいなことでもすごく食い下がってディスカッションをするところは、自分では似ていないと思っているのですが、私を知っている人からすると、そういうところも似ているそうです(笑)。言われてみると、一人でお酒を飲みに行って、カウンターに座っている初対面の人たちと会話をしながら飲むのが好きで、そこで、そういうディスカッションをしていました(笑)。残念ながら、今のご時世ではできないですが。
そうです。ただ、時子は結婚をして、子どもがいるという設定なので、そこは私にとって経験のない部分でもあります。そういったところは経験のある方に聞いて、作りあげていこうと思っています。それから、そういう外から見えるところより、もっと内面的なエグいところで、田村さんは芝居を作っていこうとされているような気がするので、そこは田村さんに委ねながら作っていきたいと考えています。翔真との関係についても、難しいところです。「翔真がミュージシャンとして本当は売れてほしくない。だけど、うまくはいってほしいと時子は思っている」と田村さんから聞いていて、複雑で大変な感じがしています(笑)。
かわいいぐらい本当に真面目です(笑)。鈴木くんがインタビューで、演劇や自分のスタイルについて一生懸命に語っていたのですが、自分も演劇を始めた頃に同じような思いを持っていたなと懐かしい思いで聞いていました。息子というには少し大きい気がしますけど、彼が演じる上で、遊びやすいように、いい感じに転がしてあげることができれば、もっと面白いことになるのかなと思っています。
コロナの影響があっても、稽古場の雰囲気は以前とさほど変わらずに、雰囲気が暗いということはないです。和気あいあいと芝居は作っています。ただ、稽古中もソーシャルディスタンスを保つことと、マスクとフェースシールドをしなければいけないので、演じる上での距離がうまく測れなくて、きちんと演劇ができているのかが分かりにくいんです。実際に、みんなと芝居を作れているという現状はすごくありがたく感じてはいるんですけど、新しい稽古スタイルには、やりながらなじんでいくしかないのかなとは思っています。
2020年に30周年だなというのは数年前からうすうす感じていました(笑)。それで、去年ぐらいから、30周年にライブをやりたいという気持ちがあったんですが、コロナの影響でライブを開催できなくなってしまったんです。それで、何かできないかということを考えていたときに、ベストアルバムを出させていただけることになりました。
映画2026年2月23日
大阪から奈良に移住してきた青年・駒井は、御所市に代々暮らす老人・梅本から購入した古民家の改修工事を進めている。たびたび様子を見に訪れる梅本が語る昔の町や家に流れてきた時間の話が、駒井に大切な風景を思い出させる。『おばけ』でPFFアワード2 … 続きを読む
ドラマ2026年2月23日
2024年に放送されたNHKの連続テレビ小説「虎に翼」。女性として日本で初めて法曹界に飛び込んだ佐田寅子(伊藤沙莉)の歩みを描いた物語は大きな反響を呼ぶと共に、第62回ギャラクシー賞テレビ部門大賞に輝くなど、高い評価を受けた。そのスピンオ … 続きを読む
映画2026年2月21日
『ほどなく、お別れです』(2月6日公開) 就職活動に苦戦する美空(浜辺美波)には、亡くなった人の姿が見え、声を聞くことができるという秘密があった。そんな彼女の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒蓮)は、美空を葬祭プランナーの道へといざ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼相撲 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む