【インタビュー】ドラマ「S.W.A.T. シーズン3」サニー齋藤 東京が舞台のエピソードに出演「日米がアクション満載の場面を通して事件を解決していくのが見どころ」

2020年6月12日 / 06:00

-アジア人であるというバックグラウンドを演技に反映していくということですね。

 極端に言ってしまえば、バックグラウンドだけとも言えます。もちろん、自分の中の引き出しや経験をさまざまな演技のメソッドを使って表現して、そのシーンごとにリアクションをしていくことには変わりはありませんし、それが演技をする面白さだとも思いますが。

-では今回、ヨシダを演じるに当たって、どのような点を意識して演じましたか。

 最近、悪役ばかりだったんです(笑)。でも、今回は日本の警察のドンという役柄だったので、これまでに演じた悪役のドンとどう違いを見せるかというのがありました。また、日本人が見てもおかしくない、本当の日本人らしい演技をしたいとも思っていました。なので、今回、出演が決まったときには英語の脚本しかなかったので、脚本家と話し合って、日本語としておかしくないせりふになったと思います。それから、アメリカのドラマではアジア人は主人公たちをサポートするキャラクターという立ち位置が多いのですが、今回は日本の警察とS.W.A.T.チームは対等な立場で、彼らと話し合って分かち合う役柄だったので、すごくやりがいを感じました。

-最後に、改めてサニーさんが出演した第13話の見どころをお願いします。

 13話には「液体らしく」という題名がついていますが、これには日本の警察もS.W.A.T.チームも液体らしく柔軟性を持って事件に臨んだという意味合いも含まれています。僕が演じたヨシダは、日本のやり方を貫いてきたけれど、S.W.A.T.チームのことも理解している。そして、S.W.A.T.チームも日本のやり方を理解して、協力する。日米がアクション満載の場面を通して事件を解決していくのがこのエピソードの見どころだと思います。それから、都庁や渋谷など、普段、皆さんが目にする場所がハリウッドのカメラを通してみるとどう映るのかも楽しんでもらえると思います。

(取材・文/嶋田真己)

(c) 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

 「S.W.A.T. シーズン3」は、海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」で、6月26日午後10時から独占日本初放送。サニー齋藤が出演する、第13話「液体らしく」は6月21日午後9時から特別先行放送。

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

吉沢亮「英語のせりふに苦戦中です(笑)」主人公夫婦と関係を深める英語教師・錦織友一役で出演 連続テレビ小説「ばけばけ」【インタビュー】

ドラマ2025年10月31日

-本作では主演の髙石さんの持ち味が存分に発揮されている印象ですが、共演の感想はいかがですか。  高石さんは、せりふなのか、素で笑っているのか、最初の頃はわからなかったくらい、お芝居が自然でなじんでいる感じがあります。それくらい、ご本人が面白 … 続きを読む

阿部サダヲ&松たか子、「本気でののしり合って、バトルをしないといけない」離婚調停中の夫婦役で再び共演 大パルコ人⑤オカタイロックオペラ「雨の傍聴席、おんなは裸足・・・」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年10月31日

-今回演じるそれぞれの役柄については、今はどのように捉えていますか? 阿部 ミュージカル俳優という役柄です。離婚したいと言っていますが、ずっと裁判をしているので本当は嫌いじゃないんでしょうね。最後は優しくなるんですよ。 松 そんなところまで … 続きを読む

高杉真宙「見どころは、何よりも坂口健太郎さんと渡辺謙さんの演技だと思います」『盤上の向日葵』【インタビュー】

映画2025年10月30日

-今後はどんな役をやってみたいと思いますか。  自分が選ぶよりは選ばれる仕事なので、自分からこの役をやりたいというのはないのですが、寡黙な役だったら、せりふは覚えなくていいのかなと(笑)。でもそれはそれで大変ですから、どんな役でもやりたいで … 続きを読む

恒松祐里、timelesz・橋本将生の印象は「さすがタイプロのオーディションを合格された方」【インタビュー】

ドラマ2025年10月30日

-今回の相手役がタイプロ(timelesz project AUDITION)で話題になっている橋本さんとお聞きしたときの心境はいかがでしたか。  お相手が橋本さんだとお聞きしてからタイプロを見始めたのですが、すごく一生懸命で頑張っている方 … 続きを読む

山田裕貴、佐藤二朗「本当に面白いということしか言葉が出てこない映画です」『爆弾』【インタビュー】

映画2025年10月30日

-お互いの演技を見てどう思いましたか。 佐藤 僕は撮影が終わって家に帰ると、妻に「ほんとに毎日撮影が楽しいわ。すごいよ」と言っていました。とにかく僕の前の席に、最初は染谷将太、その後が渡部篤郎で、寛一郎が入って、山田裕貴が座って…。いずれも … 続きを読む

Willfriends

page top