エンターテインメント・ウェブマガジン
舞台表現として、エンターテインメントとして、アートとして、新しいものを作りたいという思いが僕自身にあります。日本でまだやっている人がいないのなら、それをやる最初の人になりたい。それがすごく大きなモチベーションになっています。
それから、「生で見る」ということに大きな力があると僕は信じています。もちろん、映像作品として優れたものも世の中にはたくさんありますが、映像では伝わらないものが「生」にはあります。生で見ることで、五感を刺激され、感情が豊かになっていくんです。イマーシブシアターは、その刺激を最大にしたものだと思います。自分の足で動き回って、何を見るかを選択し、手が触れられる距離にいるパフォーマーのパフォーマンスを見る。特にDAZZLEでは実際に飲み物を飲んだり、何かを食べたり、香りがする部屋があったりと、五感を刺激する仕掛けを多数用意していますので、より“体験”したことを実感できる作品になったと思っています。
演出家として、アーティストとして「いい作品を作る」ということだけです。いかに人の心を動かせる作品を作れるかということだけを僕は求めていて、そこに近づくためのことをとにかくやっていきたいと思います。そのためならば、形式にはこだわらず、どんな場所でも、どんな公演でもやっていきたいと思っています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
DAZZLE公式instagram / twitter @DAZZLE_tokyo
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む