【2.5次元】アグレッシブ ダンス ステージ『DEAR BOYS』長妻怜央インタビュー 「ダンクシュートできるように稽古で頑張ります!」

2020年3月23日 / 12:00

 2020年4月3日からアグレッシブ ダンス ステージ『DEAR BOYS』が上演される。原作は『月刊少年マガジン』(講談社刊)に連載中の、八神ひろきの人気バスケットボール漫画。1989年から連載が開始され、バスケットボールを題材とした漫画としては史上最長の連載を誇る。本作は、Mixalive TOKYO内のTheater Mixaで行われるこけら落とし公演のトップバッターでもあり、演出は日本のダンスパフォーマンス集団「梅棒」を主宰する伊藤今人が務め、振り付けも、梅棒の塩野拓矢が務める。今回は、主人公・哀川和彦を演じる「7ORDER」メンバーの長妻怜央に、公演への意気込みや、原作への思いなどを聞いた。

哀川和彦役の長妻怜央

-本作への出演が決まった現在の心境を教えてください。

 すごくありがたい話だと思いました。こけら落とし公演の一発目で、初主演ですし、初めてのことがたくさんあって、どうにかなっちゃいそうです(笑)。とにかく、やるしかないので、しっかりとやっていきたいです。不安もあったんですが、不思議と楽しみの方が多くなりました。今は本番を迎えるのが楽しみです。

-“アグレッシブ ダンス ステージ”と銘打たれていますが、どのような舞台になるのでしょうか。

 梅棒さんの作品を見させていただいたときに、伊藤今人さんから「いっぱい踊りましょう」と言われました。踊ることに関しては抵抗はないので、いっぱい踊りたいです。ただ、ロングラン公演ですし、気持ちでは問題ないと思っていても、1週間ぐらいたったら体が悲鳴を上げると思うので(笑)、全ての公演でベストなパフォーマンスができる体力はつけておきたいです。それから、バスケ作品なので、バスケシーンとダンスの融合もあるのかな、とは思っています。

-原作は30年以上続いているレジェンド的なバスケ漫画の名作ですが、どんな魅力を感じていますか。

 本当に昔から連載されている作品なのかなと思うぐらい、登場人物の全員がおしゃれで、キャラクターがかぶっていなくて個性が立っていると感じました。今人さんもおっしゃっていたんですけど、現代的な、おしゃれなファッションなんです。もちろん、バスケの試合シーンも細かい描写がたくさんあって、しっかりと描かれています。試合に出ないメンバーも含めて一人一人がフィーチャーされていて、登場人物たちを愛せる作品で、群像劇としても楽しめる作品です。

-バスケのシーンもしっかり描写されていながら、普通のスポーツ漫画とは違って爽やかで、学生生活や恋愛なども描かれています。

 恋愛シーンでは、登場人物たちがいろいろと悩んだりもするのですが、僕はすぐに告白したらいいんじゃないかと思ってしまうので、理解できない部分はあります(笑)。でも、読んでいてそういう気持ちにさせられるというのは、逆に引き込まれているんですよね。自然と引き込まれてしまう作品で、男女の恋愛だけでなく、男同士の友情も描かれているので、人間の全部が詰まった作品だと思います。

-演じる哀川について、どのような印象を持っていますか。

 メンタルが強いイメージです。強いチームを辞めて、瑞穂高校バスケットボール部という弱いチームに入るわけなんですけど、いろいろと、うまくいかないとイライラしたり怒ったりすると思うんです。でも、そこをこらえて、みんなの士気を上げることができる。そこがすごいなと心から尊敬できますし、そういうところを役作りで近づけていきたいです。

-哀川はすごく明るいキャラクターですが、ご自分と比較してみていかがですか。

 僕も哀川くんみたいな感じです。明るさでいったら7ORDERの中でもピカイチで、ほんとにヤバいです(笑)。高校時代は授業中に先生に話し掛けるようなしゃべるタイプで、哀川くんそっくりでした(笑)。

-実際にバスケの経験はありますか。

 小学5年生ぐらいからミニバスをしていたので、一応ボールには慣れています。指先でボール回しもできます。ボール回しはカッコイイから舞台で披露できたらいいな(笑)。共演の皆さんもバスケットボール経験者が多いので楽しみです。

-哀川は背が低いのにダンクシュートができるぐらいの天才的な運動能力を持っていますが、ご自身的にはどうですか。

 僕も少しはできる方ですけど、ダンクシュートはできないです。哀川くんは身長が175センチなのにフリースローラインから跳んでダンクをするなんて、マジでオリンピックに出られるぐらいの感じですよね(笑)。舞台でどう表現するのか楽しみです。ダンクシュートは哀川くんの代名詞でもありますから、ダンクシュートができるように稽古で頑張ります! できるようになったらオリンピックに出られると思うので、オリンピックを目指そうかな(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「今回は、極上のエンターテインメントを作ったつもりです」 『悪は存在しない』濱口竜介監督【インタビュー】

映画2024年4月19日

 長野県の自然豊かな高原を舞台に、代々つつましい生活を続けてきた住民の、レジャー施設の開発をめぐる生活の変化を描いた『悪は存在しない』が、4月26日から全国公開される。本作で第80回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で銀獅子賞に輝いた … 続きを読む

【週末映画コラム】気持ちのいい人情喜劇『あまろっく』/山田太一の小説をイギリス人監督が映画化『異人たち』

映画2024年4月19日

『あまろっく』(4月19日公開)  理不尽なリストラに遭い尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子(江口のりこ)は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。  ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が信条の能天気な父・竜太郎 … 続きを読む

小関裕太&岡宮来夢、念願のロミオ役に「プレッシャーも力に変えて頑張りたい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年4月19日

 上演の度に大きな話題を呼ぶミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の3年ぶり6度目の上演が決定。5月16日に東京・新国立劇場 中劇場で幕を開ける。  本作は、2001年にフランスで生まれ、世界20カ国以上で600万人以上を動員したメガヒットミ … 続きを読む

「自由に映像を撮れることを楽しんでいる作品だと思います」 山本奈衣瑠『走れない人の走り方』【インタビュー】

映画2024年4月18日

 映画監督の小島桐子はロードムービーを撮りたいと思っているが、限られた予算や決まらないキャストなど、数々のトラブルに見舞われる。理想と現実がずれていく中で、彼女はある選択をする。台湾出身で日本に留学し、東京藝術大学大学院映像研究科で学んだ蘇 … 続きを読む

若手注目俳優の佐藤瑠雅&坂井翔、「どこにでもいる男の子たちの何気ない生活を描いた」“じれキュン”ラブストーリー「彼のいる生活」【インタビュー】

ドラマ2024年4月18日

 「仮面ライダーギーツ」の桜井景和/仮面ライダータイクーン役で注目された佐藤瑠雅と、ドラマ「ジャンヌの裁き」に出演し高い演技力が話題となった坂井翔がW主演するドラマ「彼のいる生活」がTOKYO MX、ABEMA、各配信サイトにて現在放送・配 … 続きを読む

Willfriends

page top