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改名のタイミングが昨年6月になったのは、宮藤官九郎が脚本を担当したNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の出演発表に合わせたかったことが理由の一つにある。
仲野は、同じく宮藤が脚本を担当した連続ドラマ「ゆとりですがなにか」(16)のゆとりモンスター・山岸ひろむ役で話題を集めたことから、「ああいうキャラクターを演じることも、かつてないほどの反響があったこともうれしかったし、役者としての手応えと風向きが変わったことを感じました」と喜び、宮藤への感謝をにじませる。その気持ちの表れでもあるのだ。
待望の名字を得た仲野は、今後どんな役者を目指すのか? 2018年に公開された日本・フランス・インドネシア合作映画『海を駆ける』での撮影を思い返しながら、仲野は「国籍も宗教も違う人たちと同じ作品を作ったことは素晴らしい経験で、映画の醍醐味(だいごみ)でもあると感じました」としみじみと語る。
「誰よりも稼いでいるとか、売れているとか、個人間で比較するのではなく、国内外でいろんな人と手を取り合い、よりよい作品を作っていくべきだし、時代はそういうフェーズに来ていると思います。だから僕もその波に乗ってチャレンジしていきたいです」と言葉に力を込める。世界を見据える仲野のさらなる活躍が楽しみだ。
(取材・文・写真/錦怜那)
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