エンターテインメント・ウェブマガジン
そうですね。その点では今回、田中泯さん(菅原慎一役)、佐々木すみ江さん(西田アイ子役)のお二人と共演させていただいたことは、とてもありがたかったです。記憶屋は、もちろん現実にはいません。でも、お二人が記憶屋について話をすると、本当にいそうなリアリティーを感じるんです。
中でも、すみ江さんとご一緒したのは、すみ江さんが一人でずっとしゃべっていて、僕は聞いているだけという場面。でも、すみ江さんは現場の周りが多少騒がしくても、せりふを全く間違えないし、話し方もクリア。しかも、監督の注文も全部聞いた上で、しっかりと芝居を作られている。おかげで、聞いているとその光景が頭に浮かんでくるんです。それくらい見事な芝居です。その人の生きざまがこんなふうに出てくるんだな…と実感しました。僕にはとてもできない芝居ですし、監督も「すごい」と驚いていました。あれは、僕にとってものすごい宝物になりました。この記憶だけは、たとえ記憶屋が現れたとしても、絶対に消さないようにしておきます(笑)。
(取材・文・写真/井上健一)
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む