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例えば去年、舞台をやらせてもらったとき、せりふを全部忘れて本番に…という夢を見たんです。幸いそれは夢でしたが、すごく怖い記憶で…。でも、夢で経験したから、そういうことはこれから起きないんだろうな…と。つまり、記憶があるからこそ、自分でそうならないようにすることができるわけです。その夢を見た後、私は台本をもう1回読み、枕の下に置いて寝ましたから(笑)。心配症になってしまったけれど、その分、みんなに安心してもらえる…と思えば、夢でそれを経験できたのはラッキーだったな…と。
記憶を消したいと思えない理由は、そこにあります。記憶があるから問題が起きることを防ぐことができたり、前に進むことができたり…。そういうふうに、プラスに変えていけたらいいな…と。あのときは本当に、夜中に飛び起きて、眠れなくなりましたから。おかげで次の日、死んだような顔のまま稽古に行って、皆さんから「どうしたの、その顔?」と心配されました(笑)。でも、それで済んでよかったと思っています。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む