エンターテインメント・ウェブマガジン
その多様な表現の一環といえるだろう。過激なストーリーで話題になったNetflix配信ドラマ「全裸監督」で共演した山田孝之は、映画のプロデュースや監督、会社CIOなどの顔も持ち、その動向は常に注目の的だ。菅田将暉の才能は他の役者がうらやむほどで、アーティストとしても音楽業界を席捲(せっけん)している。ほかにもさまざまなジャンルで多才ぶりを発揮する役者は多く、玉山は「面白い発想や感覚を持っている人はいっぱいいますよね」と豊富な人材を喜んだ。
では、自身の振り幅はいかがなものか? すると、「自分のやりたいことが見つけ切れていないとか、ものや人に対してあまり興味を持つタイプではないこともあって、役者以外の仕事は考えたことがないです」と役者道を貫くスタイルが自分らしいようだ。
しかし、「自分が奮い立つような人や何かに出会いたいといつも思っている」そうで、「これからは絶対に企画力が大事で、役者も演じるだけではなく、プロデューサーと手を組むなどして、企画を生む機会は増えていくと思います。そのために、役者としても人としても感覚を研ぎ澄ませておかなければいけないと思います」と言葉に力を込める。
ちなみに、飲みの席では自分たちがやりたいことを自由に話し合っているようで、「それは酔っ払い同士の話だけど、企画ってそういうところから生まれたりしますからね」とニヤリ。果たしてどんなエンターテインメントが飛び出すのか? これからの玉山の企画力に期待したい。
(取材・文・写真/錦怜那)
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