【インタビュー】『二ノ国』新田真剣佑「“命の大切さ”について、改めて考えるいい機会になりました」永野芽郁「色鮮やかな世界観。自分がその世界に行ったら…と想像しながら楽しんでください」

2019年8月21日 / 14:48

-永野さんは、コトナとアーシャ姫、どちらに近いでしょうか。

新田 芽郁ちゃんはアーシャ姫です。お姫様なので(笑)。

永野 アーシャ姫タイプですね…(笑)。でも、お姫様だから…というよりも、アーシャには一国の姫として「自分はこうあるべき」という部分と、「本当の私はこうなのに」と思っている部分があるんです。私も、お仕事をしているときの自分と、「普段の私はこう」という二つが自分の中にあるので、そういうところはアーシャと似ているな…と。

-「命を選べ。」というキャッチコピーの通り、この作品は「命」がテーマになっています。演じてみてどんなことを感じましたか。

新田 普段、あまり意識することのない“命の大切さ”について、改めて考えるいい機会になりました。僕たちが生まれてきたことだけでも奇跡だし、自分の周りもこの地球自体も命の塊なんだな…と。今は、「1日1日を大事にしながら、楽しんで生きていきたい」という気持ちです。

永野 命があるから私たちは生きているわけで、命は全ての始まりで、ものすごく大事なもの。でも、生きていれば常に選択を迫られます。その中には、時には命にかかわることもあります。そんなとき、自分の心の声を信じて、選択ができる人はカッコいいな…と。皆さんにも、命も含めて、何かを選ぶことの難しさやカッコよさを感じてもらえるのではないでしょうか。

-最後に、この作品の見どころを。

新田 「普段、当たり前に思っていることが幸せなんだ」ということを再確認できる映画だと思います。二ノ国の世界観もすごくカラフルで、とてもきれいな映像に仕上がっています。そういう部分に注目して、楽しんでいただければうれしいです。ぜひご覧ください。

永野 全編を通して色鮮やかな世界観ですし、自分がその世界に行ったらこんなふうになるのかなと想像しながら楽しむことができると思います。それと同時に、私たちのリアルと重なる部分もたくさんあるので、気持ちよく、楽しみながら見て、いろんなことを吸収してもらえたらうれしいです。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)2019 映画「二ノ国」製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】時空を超えた愛の行方は『楓』『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』『星と月は天の穴』

映画2025年12月20日

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(12月19日公開)  友人の結婚式で知り合ったデビッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。“ … 続きを読む

北香那「ラーメンを7杯くらい食べたことも」天野はな「香那ちゃんのバレエシーンは見どころ」 「ラーメン」と「クラシック・バレエ」が題材のコメディーで共演 NHK夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」完成会見

ドラマ2025年12月19日

 12月19日、東京都内のNHKで、1月5日からスタートする夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」の完成会見が行われ、主人公・千本佳里奈(ちもと かりな) 役の北香那、佳里奈の親友・二木優美(ふたぎ ゆみ) 役の天野はながドラマの見どころを語ってくれ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(9)浅間神社で語る「厄よけの桃」

舞台・ミュージカル2025年12月18日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。  前回は、玉田家再興にあたり「三つ … 続きを読む

石井杏奈「人肌恋しい冬の季節にすごく見たくなる映画になっています」『楓』【インタビュー】

映画2025年12月17日

-実際に福士さんと共演してみていかがでしたか。  とてもすてきな方で、待ち時間にちょっとお話できたんですけど、すごく温厚な方でした。お芝居に関してはすごく真面目でストイックで、「このせりふはこうやって言ってみるのもありかも」というような優し … 続きを読む

染谷将太 天才絵師・歌麿役は「今までにない感情が湧きあがってきた」 1年間を振り返る【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月15日

-ご自宅でも絵の練習をされたそうですね。  台本が来るたびに絵を担当するチームとの打ち合わせがあり、練習用の絵が並んだ計算ドリルのようなプリントを数十枚いただくので、それを自宅に持ち帰り、宿題のように繰り返し描いて練習していました。 -歌麿 … 続きを読む

Willfriends

page top