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石丸 喜ばしいことですし、日本も本来あるべき姿になってきたんだなと思います。本来は、どちらの魅力も出せるのが俳優じゃないかなって思うんです。ミュージカルの現場に飛び込んできて腕を磨いて、映像に戻ったら、それが血になって肉になっていくんだと思います。舞台で生まれ育った人間としては、映像界には才能を持った人がたくさんいらっしゃるので、そういう方たちにもどんどん飛び込んできてほしいです。僕が映像のお仕事をさせていただいたときに、映像の撮影は一瞬の勝負に力を注いでいるので、俳優たちは、より研ぎ澄まされたものを持っていると感じました。舞台とはまたスタンスが違って、映像には映像のシビアさがあり、輝きが違います。その輝きを、ぜひ舞台にも持ってきて、僕たちにも学ばせてもらいたいです。
山田 世間の方が思うより、映像だから、舞台だからとギクシャクしてないですよ。僕たちは表現者という一つのくくりだと思っているんです。例えば、映画に芸人の方やミュージシャンの方が出演してくれることは、僕たちはすごくうれしい。だって、不慣れなところに、酷評を受けるかもしれないのに、飛び込んできてくれたんですよ。僕らが本気で好きで、一生を懸けてやっているものに、魅力を感じてくれたっていう喜びがあるから、活動の場がどうこうということは考えていない人が多いと思います。
石丸 見終わった後にすごくハッピーな気持ちになれる作品です。楽しい気持ちで送り出せるよう頑張ります。
山田 楽曲も素晴らしいですし、芝居もきっと面白くできるんじゃないかと思っています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ミュージカル「ペテン師と詐欺師」は9月1日~26日に都内・新橋演舞場で上演。
公式サイト www.petenshi-musical2019.com
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