【インタビュー】『バンブルビー』ヘイリー・スタインフェルド「チャーリーを演じながら開放感を得ることができました」

2019年3月19日 / 10:00

 『トランスフォーマー』シリーズの起源にさかのぼった『バンブルビー』が3月22日から公開される。1980年代を舞台に、心に傷を抱えた少女と地球外生命体バンブルビーとの関係に焦点を当てた本作で、主人公のチャーリーを演じたヘイリー・スタインフェルドが来日し、インタビューに応じた。

ヘイリー・スタインフェルド

-本作は1987年が舞台で、当時のヒット曲が重要な役割を果たしていました。撮影中、音楽について印象的だったことがあれば教えてください。

 曲で言えば、サム・クックの「アンチェインド・メロディ」は、チャーリーがお父さんと一緒に聴いた思い出の曲であり、チャーリー自身の物語ともつながっているので印象に残っています。また、チャーリーがガレージで自分が大好きなザ・スミスの曲をバンブルビーに聴かせるところも楽しかったし、カセットテープに入っている80年代の曲をバンブルビーに紹介するシーンでは、即興で自分の好きなスティービー・ニックスの曲を入れたりして楽しみました。

-本作では、バンブルビーがとてもかわいく描かれていましたが、彼の人気の秘密はどこにあると思いますか。

 彼の魅力はたくさんありますが、一番は人間味にあふれているところだと思います。彼はただの金属生命体ではなく、感情や心がありますが、時には怖く、力強い存在になります。その一方、とても愛らしくてかわいいところもあります。そうした多面的なところが人気のもとになっていると思います。

-前回来日した『トゥルー・グリット』(10)は、西部開拓時代という遥か昔の話でした。今回もまだ自分が生まれていなかった80年代が舞台でしたが、そうした役を演じる上で心掛けていることはありますか。

 俳優として、自分に全くなじみのない時代に没入できるのはとても素晴らしいことだと思います。もちろん事前にいろいろなリサーチはしますが、今回の80年代はそれほど昔の話ではなかったし、自分が成長する中で、両親の影響からその時代の映画や音楽に触れることもあったので、多少は知識がありました。なので、あまり違和感はありませんでした。俳優にとって、全く知らない時代に行くということは夢のようなところがあります。

-劇中で、車を運転するシーンもたくさんありましたが、自分でワクワクしながら撮ったシーンはありましたか。また今後もアクションに挑戦したいと思いますか。

 ワクワクしなかったシーンを探すのが難しいほど撮影は楽しかったです。肉体的に大変だったところもあれば、興奮するような状況もあり、通常よりも頑張らなければいけないこともありました。また、感情を表に出さなければいけないときもありましたが、毎日必ずどこかでワクワクする場面がありました。
 今後もチャーリーを演じ続けるかどうかは分かりませんが、またこのような機会があれば、ぜひやりたいと思います。今回のような、肉体的にも物理的にも体を使う作業は、とても緊張するし、体も鍛えなければなりません。例えば、ある日急に「ハーネス(安全ベルトの一種)を付けて40メートルぐらいまでクレーンで上がって」とか、「飛び込み台から水の中に飛び込んで」と言われましたが、それがとても楽しかったのです。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】世界が揺らぐとき、人間は何をするのか…『DIGGER/ディガー』『ディスクロージャー・デイ』

映画2026年10月20日

『DIGGER/ディガー』(10月9日公開)  石油採掘会社のCEOとして君臨するディガー・ロックウェル(トム・クルーズ)の、利益しか考えない強欲な行動によって氷河に亀裂が生じ、地球規模の環境災害が発生する。コンプソン大統領(ジョン・グッド … 続きを読む

堂本光一演出「百鬼夜鏡」、「期待を超える作品を作っていけたら」川﨑皇輝×内村颯太×元木湧×北川拓実×安嶋秀生×松尾龍【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月20日

 堂本光一が構成・演出を務める舞台、EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP「百鬼夜鏡」が、11月3日からEXシアター有明で上演される。本作は、 “人ならざる力”を持ち、恐怖や災いを象徴する鬼と、室町時代にタイムスリ … 続きを読む

芦田愛菜、努力を続けるコツは「一度に大きく飛躍しようと頑張り過ぎない」【インタビュー】

ドラマ2026年10月19日

 芦田愛菜が主演するドラマ「南田南弁護士は天才肌」(カンテレ・フジテレビ系)が、10月19日22時からスタートする。世界的にヒットした韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を日本版にリメイクした本作は、自閉スペクトラム症(ASD)の新人弁護 … 続きを読む

ドラマ「LOST10」脚本・奥寺佐渡子×監督・塚原あゆ子 横浜流星と小栗旬が演じるバディの魅力と制作の舞台裏を語る【インタビュー】

ドラマ2026年10月16日

 横浜流星が主演する金曜ドラマ「LOST10」が、16日22時からTBS系でスタートする。大河ドラマ以来の民放連続ドラマ出演となる横浜が、映画『国宝』の脚本家・奥寺佐渡子と再タッグ。「Nのために」「最愛」などを手掛けた塚原あゆ子監督、新井順 … 続きを読む

磯村勇斗「吉田監督の世界に入れることが楽しみでした」吉田恵輔監督「磯村くんは思考が自分に近い」初顔合わせの舞台裏『mentor』【インタビュー】

映画2026年10月15日

 かつて、花火遊びをきっかけにアパートを全焼させてしまった2人の少年、龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)が15年ぶりに再会。さらに、その火事で大火傷を負い、妻子を失った被害者・埜本(綾野剛)と交流する中で、2人は運命を狂わせていく…。   … 続きを読む

page top