【インタビュー】映画『しまじろうとうるるのヒーローランド』ももくろちゃんZ 特別なポジションに立つために必要なことは“向上心”と“自然体”

2019年3月18日 / 16:35

 結成10周年目を迎えた「ももいろクローバーZ」、新体制になっても、ツアーやライブ、イベント出演など精力的な活動は変わらず、キッズ向けユニット「ももくろちゃんZ」としての活躍の場も広げている。そして今回、映画『しまじろうとうるるのヒーローランド』の主題歌「HERO」を担当する。そんな彼女たちに、子どもの頃から慣れ親しんだアニメ作品に携わる心境や、アイドルとしてヒーローのような特別なポジションに立ち続けるための心構えなどを語ってもらった。

ももいろクローバーZ

-25年前に誕生した人気アニメ「しまじろう」の映画主題歌を担当することになったお気持ちは?

百田夏菜子 小さい頃に見ていたアニメなのでうれしかったのと同時に、小っちゃい子にちゃんと届くように歌わないといけないという緊張もありました。

佐々木彩夏 しまじろうと一緒に仕事ができるなんて考えてもいなかったので、とてもうれしかったです。

高城れに 「ハッピー・ジャムジャム」を聞いて踊っていたし、今でも耳に残る曲なので、「HERO」もみんなの思い出の1曲になってほしいです。

玉井詩織 2年前から、子ども向け番組「ぐーちょきぱーてぃー」(hulu)をやらせてもらって、小さい子との交流が増えてきた中で、子どもの頃に見ていたアニメの映画主題歌を任されたことは感慨深いです。しまじろうの力を借りて、ももくろちゃんZももっと知ってほしいです。

-たこっぴい役で声の出演もしていますが、たこ焼きをモチーフにしたキャラクターを見た時の感想は?

玉井 台本を読んだときは小っちゃいカラフルなタコを想像していたので、たこ焼きだったのにはびっくりしました。

百田 収録が別々だったので、リアクションを共有できなかったのは残念です。

佐々木 私は最初、たこ焼きかどうかも分かりませんでした(笑)

高城 これは子どもの発想ですよね。カラフルでフルーツ味のたこ焼きは、「しまじろう」の世界に合っていると思いました。

-アフレコは満足にできましたか。

百田 私のたこっぴい(赤・いちご味)はりりしい顔で、「しっかりした感じ」を求められたので最初は戸惑ったし、難しかったです。でも、収録は楽しかったです。

佐々木(ピンク・もも味) 元気よくやっても、しまじろうたちがもっと元気なのがすごかったです。子どもたちが聞き取りやすい声やテンポも勉強になりました。

高城(紫・ぶどう味) 逃げるシーンでは「ジェットコースターに乗っている風に絶叫して」と言われましたがちゅうちょしてしまい、「足りない」と言われました。難しかったです…。

玉井(黄・レモン味) 「キャー」というせりふは「セクシーなお姉さんみたいだから、もう少し子ども向けに!」と言われました(笑)。声が低いせいもあって、トーンを合わせることが難しかったです。「たこー」と叫びながら飛ばされるシーンは、普段そんなシチュエーションがないので、先に録ったメンバーの声を参考にしました。

-映画を見ながら歌ったり踊ったり、休憩時間があったり、初めての映画館体験にお薦めの作品ですが、皆さんのファーストシネマは何でしたか。

玉井 お兄ちゃんたちと見た『モンスターズ・インク』かな。感動して泣きましたが、お兄ちゃんに気付かれることが小さいながらに恥ずかしくて、ごまかしました。

佐々木 『とっとこハム太郎』です。大好きなハム太郎とミニモニさんがコラボしたキャラクター「ミニハムず」が出るというので、幼稚園の年長のときにパパに連れて行ってもらいました。

高城 人見知りでお泊まり会が嫌いでしたが、それを達成したご褒美に、家族で『クレヨンしんちゃん』か『ドラえもん』を見に行きました。

百田 『ワンピース』か『ドラえもん』です。『ワンピース』はお母さんとお兄ちゃんが好きなので、家族で見に行きました。『ドラえもん』は映画館で見るともらえるグッズがうれしかったです。今回は「ヒーローステッキ」がもらえるので、子どもたちも喜んでくれたらいいな。

-「優しい心が君をヒーローにする」がテーマの作品ですが、皆さんにとってのヒーローは誰でしたか。

玉井 ひろみちお兄さん(佐藤弘道)です。小さい頃から見ていたので、「ぐーちょきぱーてぃー」での共演は夢のようです。「ポケットモンスター」のサトシも好きで、会えないと知ったときはショックでした。

高城 ヒーローとは違いますが、毎日CDを聞いたり歌ったりするほど「だんご3兄弟」が好きでした。縫いぐるみもたくさん持っていて、会いたいな…と思っていました。

佐々木 3歳からダンスをやっていたのと、ディズニーランドが大好きだったので、ミッキーやミニーと一緒に踊るパレードのお姉さんになりたかったです。ジェットコースターとかは苦手だったので、パレードやショーを見るためにディズニーランドに行っていました。

百田 私も3歳から新体操をやっていて、先輩のお姉さん方が格好よくて、あんな風になりたいなと憧れていました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

石井杏奈「人肌恋しい冬の季節にすごく見たくなる映画になっています」『楓』【インタビュー】

映画2025年12月17日

 須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)は、共通の趣味である天文の本や望遠鏡に囲まれながら幸せな日々を送っていた。しかし実は本当の恵は1カ月前にニュージーランドで事故死しており、現在、亜子と一緒にいるのは、恵のふりをした双子の兄・涼だ … 続きを読む

染谷将太 天才絵師・歌麿役は「今までにない感情が湧きあがってきた」 1年間を振り返る【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月15日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語も、残すは12月14日放送の最終回「蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」の … 続きを読む

「べらぼう」ついに完結! 蔦重、治済の最期はいかに生まれたか?「横浜流星さんは、肉体的にも作り込んで」演出家が明かす最終回の舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月14日

 NHKの大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、12月14日放送の最終回「蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」を持ってついに完結し … 続きを読む

稲垣吾郎「想像がつかないことだらけだった」ハリー・ポッターの次は大人気ない俳優役で傑作ラブコメディーに挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月13日

 稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む

DAIGO「クリスマス気分を盛り上げてくれる作品なので、『パーシーのクリスマス急行』にぜひ乗車してください」『映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行』【インタビュー】

映画2025年12月12日

 イギリスで最初の原作絵本が誕生してから80周年を迎えた人気児童向けアニメ「きかんしゃトーマス」の劇場版『映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行』が12月12日から全国公開された。シリーズ初のクリスマスムービーと … 続きを読む

Willfriends

page top