エンターテインメント・ウェブマガジン
平田 「夢っていうのは、翼が生えているんじゃない。夢には足が生えているんだ。夢はその足で、一歩一歩はい上がって成長する。夢は自分と一緒に歩いていくものなんだ」。カツミのこのせりふが大好きです。夢を諦めてしまった友人に向かって言うのですが、「自分が成長していけば、必ず夢はついてくる」という思いが込められています。そうやって友人を諭しながら、やりたいことが見つからずに迷っている自分にも言い聞かせている。とてもいいせりふですし、カツミにとっても、この劇場版においても、大切な言葉です。
小池 海外留学のチャンスが巡ってきたイサミが「また怪獣が出たら…」と迷っていると、「俺に任せておけ。おまえはおまえの行きたい道を進めばいい」とカツ兄が背中を押してくれるんです。これに対してイサミは、「ありがとう」と言いますが、イサミは今まで素直に「ありがとう」と言える人間ではなかったんです。今回は面と向かってしっかり「ありがとう」と言えるようになったので、この一言にイサミの成長を感じました。
其原 湊家にやってきたリクくんにアサヒが「家族は私を助けてくれました。だから私も将来、みんなを助ける仕事がしたい。みんなをハッピーにしたいんです」と言う場面は、すごくいいなと思いました。本当の家族でなかった自分を家族と認めてくれたから、その恩返しをしたいと、自分の夢を打ち明けるんです。テレビシリーズの1年後の話ということで、みんなに助けられてきたアサヒが、「今度は自分の番」と決意していることも分かりますし。
平田 今回の劇場版はテレビシリーズからの集大成で、第1話から僕たちが仕掛けていたものが完結する形になっています。『セレクト!絆のクリスタル』というタイトルにもあるように、家族との絆、兄弟との絆、友だちとの絆など、いろいろな絆が思い浮かぶに違いありません。共感できるところが多い作品だと思うので、ぜひ自分の過去や現在と照らし合わせて、物語に入り込んで見ていただけたらうれしいです。
小池 ウルトラマンというヒーロー映画でありながら、たくさんの問い掛けがある作品です。子どもたちにも大人の方にも、いろいろなことを感じとってもらえたらうれしいです。
其原 この作品には、夢に向かっているアサヒやイサ兄がいる一方で、夢に悩んでいるカツ兄もいます。だから、悩んでいる人も頑張っている人も、すごく共感できる作品だと思うので、ぜひ見てください。ハッピー!(笑)。
(取材・文・写真/井上健一)
ドラマ2025年12月26日
▽家族を世話する母 ムン・ソリは、「クイーンメーカー」(23年)や「私たちの人生レース」(同)のように、女性の主体性や自分らしさを打ち出す役を担い、エンパワーメントの姿を体現してきた。だが「おつかれさま」では、“肩書きのない母”を真 … 続きを読む
映画2025年12月24日
-この映画は、ちょっとフランス映画みたいなところがありましたね。 分かります。私もそう思いました。確かにそういう味わいがありますね。最初の撮影が、矢添と2人で、部屋で紅茶を飲んでいるシーンだったんですけど、プレイバックしてモニターを見た時 … 続きを読む
映画2025年12月23日
-12年という時間が、そういう皆さんの固い絆を作り上げたわけですね。そんな作品に出合える機会は、俳優人生の中でめったにないことだと思いますが、皆さんにとって「緊急取調室」シリーズとはどんな存在でしょうか。 天海 12年という時間とエネルギー … 続きを読む
映画2025年12月20日
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(12月19日公開) 友人の結婚式で知り合ったデビッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。“ … 続きを読む
ドラマ2025年12月19日
12月19日、東京都内のNHKで、1月5日からスタートする夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」の完成会見が行われ、主人公・千本佳里奈(ちもと かりな)役の北香那、佳里奈の親友・二木優美(ふたぎ ゆみ)役の天野はながドラマの見どころを語ってくれた。 … 続きを読む