【インタビュー】『劇場版ウルトラマンR/B(ルーブ) セレクト!絆のクリスタル』平田雄也&小池亮介&其原有沙「テレビシリーズから通して、家族としての喜びが一番描かれている作品」

2019年3月12日 / 16:30

-この映画には「家族」や「夢」に関するすてきなせりふがいくつも登場します。それぞれ好きなせりふは?

平田 「夢っていうのは、翼が生えているんじゃない。夢には足が生えているんだ。夢はその足で、一歩一歩はい上がって成長する。夢は自分と一緒に歩いていくものなんだ」。カツミのこのせりふが大好きです。夢を諦めてしまった友人に向かって言うのですが、「自分が成長していけば、必ず夢はついてくる」という思いが込められています。そうやって友人を諭しながら、やりたいことが見つからずに迷っている自分にも言い聞かせている。とてもいいせりふですし、カツミにとっても、この劇場版においても、大切な言葉です。

小池 海外留学のチャンスが巡ってきたイサミが「また怪獣が出たら…」と迷っていると、「俺に任せておけ。おまえはおまえの行きたい道を進めばいい」とカツ兄が背中を押してくれるんです。これに対してイサミは、「ありがとう」と言いますが、イサミは今まで素直に「ありがとう」と言える人間ではなかったんです。今回は面と向かってしっかり「ありがとう」と言えるようになったので、この一言にイサミの成長を感じました。

其原 湊家にやってきたリクくんにアサヒが「家族は私を助けてくれました。だから私も将来、みんなを助ける仕事がしたい。みんなをハッピーにしたいんです」と言う場面は、すごくいいなと思いました。本当の家族でなかった自分を家族と認めてくれたから、その恩返しをしたいと、自分の夢を打ち明けるんです。テレビシリーズの1年後の話ということで、みんなに助けられてきたアサヒが、「今度は自分の番」と決意していることも分かりますし。

-最後に、映画をご覧になる皆さんにメッセージを。

平田 今回の劇場版はテレビシリーズからの集大成で、第1話から僕たちが仕掛けていたものが完結する形になっています。『セレクト!絆のクリスタル』というタイトルにもあるように、家族との絆、兄弟との絆、友だちとの絆など、いろいろな絆が思い浮かぶに違いありません。共感できるところが多い作品だと思うので、ぜひ自分の過去や現在と照らし合わせて、物語に入り込んで見ていただけたらうれしいです。

小池 ウルトラマンというヒーロー映画でありながら、たくさんの問い掛けがある作品です。子どもたちにも大人の方にも、いろいろなことを感じとってもらえたらうれしいです。

其原 この作品には、夢に向かっているアサヒやイサ兄がいる一方で、夢に悩んでいるカツ兄もいます。だから、悩んでいる人も頑張っている人も、すごく共感できる作品だと思うので、ぜひ見てください。ハッピー!(笑)。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)劇場版ウルトラマンR/B製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

井上祐貴「決して美しい人間関係を描いているわけではありませんが、リアルな描写が多いので、それが共感につながると思います」『男ともだち』【インタビュー】

映画2026年11月5日

-3人のキャラクターに共感はできましたか。  そのキャラクター全部に共感できるというのは、あまりないのですが、ポイントポイントでは、そりゃそうだよねって思う共感はありました。ただ、それは違うぞと思ったところもたくさんありました。 -神名役の … 続きを読む

相葉雅紀「チームメイトの障がい者の皆さんから、ものすごい熱量を感じました」黒島結菜「相葉さんは本物の野球チームの監督のようでした」実際の障がい者たちとも作り上げた奇跡の物語『4アウト ─もう一度、プレイボール─』【インタビュー】

映画2026年11月3日

-お話を伺っていると、参加した皆さんが一丸となって作り上げたすてきな現場だったことが感じられます。 相葉 原作・脚本の平山讓さんは、取材から含めて30年くらいこの作品と向き合っていますし、稲垣(壮洋)監督も何年もの時間をこの作品に費やしてい … 続きを読む

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。  僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える  巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む

page top