エンターテインメント・ウェブマガジン
今回、原作を読んで心に残ったのは「空を飛ぶためには、安定した飛び立つ場所がいる」という一節でした。私にも家庭という安定した場所があるからこそ、映画の中で空を飛んだり、クレイジーなこともできるのだと思います。特に昨年は、自分のキャリアの中でも、最も充実した1年だったと思います。夫(ジョン・クラシンスキー監督)と一緒にアートムービーである『クワイエット・プレイス』を作り、全くタイプの違う、この『メリー・ポピンズ リターンズ』にも出ることができました。私は、多様性のある役がやりたいし、複雑なキャラクターを演じたいといつも思っています。その意味では、2018年は、私が女優という仕事に求めていることが実現できた年だったと思います。
見ながら、こんなに喜びが感じられて、マジカルな経験ができる映画は他にはないと思います。人が生きていく上で、幸福や喜びを感じることはとても大切なことだと思います。もちろん、子どもたちがこの映画を見て、マジカルな世界に連れ去られて、楽しんでいる様子を見るのもうれしいのですが、私が最も感動したのは、この映画を見た大人の人の多くが「童心を取り戻した」と言ってくださったことです。日本の皆さんにも、そのように感じていただけたらと思います。
(取材・文/田中雄二)
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