【インタビュー】「みかづき」高橋一生「見ているうちに、塾の話であることをうっかり忘れると思います(笑)」

2019年1月25日 / 15:47

-高橋さんは5人兄弟だそうですが、長男としてどのような教育をされましたか。

 僕が18歳の時に一番下の弟が生まれたので、自分の子どものように感じていましたが、常に目線は一緒にするよう心掛けていました。教える、ということは意識せず、自分の普段の生活や行動を見てもらうようにしていました。言葉にすると間違って受け止められる可能性もありますから。

-塾にまつわるエピソードがあれば教えてください。

 塾に通っている子はすべからく視野が広かったと思います。子どものころは、学区が違うだけで、遊びとか、はやっていたものって違うじゃないですか。まるでアメリカンスクールに行って戻ってきたみたいな、一つの学校のルールだけに縛られていない気がしました。自分も、そういう友達から文化の違いみたいなものを吸収したり、取捨選択したりしていたのかもしれません。撮影中は、子どもは環境が違うだけで受け取るものが違うので、外側から影響されすい時期に、いかに教育が大切な責任を負っているかを感じました。

-最後に視聴者にメッセージをお願いします。

 見ているうちに、塾の話であることをうっかり忘れると思います(笑)。塾から、主軸の家族の話に戻っていくんです。時代背景や、主人公夫婦の職業として塾が舞台になっているけれど、結局は人間にフォーカスが当たっていく。人間と人間の普遍的な話だと思います。ぜひご覧ください。

(取材・文/錦怜那)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

中山優馬「僕にとっての“希望”」 舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~の再始動で見せるきらめき【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年9月11日

-なるほど。そうして前に進んだ先に、どんな未来をイメージしていますか。  先のことはあまり考えていないです。友達たちが家を建てたり、子どもが生まれたりしているのを見ると、そうした未来を自分が持ったらどうなるんだろうなと考えることはありますが … 続きを読む

広瀬すず「この女性たちの化学反応は一体何なんだという、すごく不思議な感覚になります」『遠い山なみの光』【インタビュー】

映画2025年9月9日

-年を取ってからの悦子を見て、いろいろとふに落ちたところがあったと聞きましたが。  そうですね。羊さんの悦子さんを通して見ると、被爆体験にはこういう形もあるのかという痛みを突きつけられるような感じがしました。多分、人それぞれに見え方や感じ方 … 続きを読む

増田貴久、NEWS衣装のこだわりは「そのシーンを覚える一つのアイテムになる」こと 「ファッションフリークショー」ではアンバサダー就任【インタビュー】

ドラマ2025年9月9日

-今後、挑戦してみたいファッションはありますか。  着たことがない服がない気がする(笑)。本気で甲冑(かっちゅう)を研究している方に甲冑を着せてもらったこともあるし、忍者のような衣装も作ったこともあるし、着物ももちろんある。だから、何だろう … 続きを読む

岩崎愛奈プロデューサー「一緒に『生きるとは何か』を考えていただけたらうれしいです」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年9月6日

-撮影で印象に残っているエピソードを教えてください。  第6話では、小芝風花さん演じる滝野みずき先生がターミナルケア(終末期医療)に向き合いました。同時に、そんな滝野先生を見守る徳重先生の存在の大きさを実感する回でした。命と真正面から向き合 … 続きを読む

井之脇海「ものすごい達成感がありました」蔦重に見守られながら迎えた新之助の最期【大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」インタビュー】

ドラマ2025年9月4日

-新之助の親友ともいえる蔦重を演じた横浜流星さんの印象はいかがでしたか。  横浜さんほどストイックな座長は見たことがありません。共演は今回が初めてですが、実は横浜さんとは10年位前からオーディションでよく見かけていて、ワークショップでも一緒 … 続きを読む

Willfriends

page top