【インタビュー】『殺る女』武田梨奈「闇を抱えた人間不信の雰囲気を出せたらと思って、いろいろ工夫しました」

2018年11月2日 / 13:51

-ところで、本作や今年公開された『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』など、最近は演じる役の傾向が変わってきた印象があります。ご自身で役と向き合う意識に変化はありますか。

 すごく変わりました。以前は「どういう感じにしたらいいですか?」と、監督や周りの先輩たちに相談して、「こういう感じで」と言われたものを必死に作っていくことが多かったんです。でも、ここ1年ぐらいで「言われたことを完璧にやるだけでなく、自分の考えもきちんと作品に乗せていかなければ」というふうに考えが変わってきました。

-その理由は?

 『海すずめ』(16)で、吉行和子さんと共演したことがきっかけです。吉行さんは衣装合わせのとき、「私の役は田舎のおばあちゃんだから、ここまでおしゃれじゃないと思う」と意見を出し、「田舎の商店街に売っていそうなものを買ってきたから、付けてもいい?」と積極的に役作りをされていたんです。その様子を見て、「用意されたものだけで作っていくのは、若いうちだけ」と自分の中で意識が変わりました。

-そういう経験は、この映画にも生きているのでしょうか。

 そうですね。現場で監督に「こういう感じでいきたいんですけど」と自分の意見を伝え相談するようになりました。

-そうすると、今後は女優としてさらに成長した姿が見られそうですね。

 最近は今までのような少女、という感じとは違った役が増えてきています。来年公開予定のインドとの合作映画でも、衣装にはこだわらせていただきました。「自分でも作品を作っていかなければ」という意識はどんどん強くなってきています。

-ますます楽しみです。ところで、武田さんといえば忘れてはいけないのがアクション映画ですが…。

 やりたいです!練習は続けていますが、ここ数年、本格的なアクション映画をやっていないので、「やりたいなぁ…」と毎日、毎日、毎日、毎日、思っています(笑)。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)2018「殺る女」製作委員会

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