【インタビュー】『殺る女』知英「監督から『この役は知英さんしかない』と言われました」

2018年10月30日 / 14:04

-劇中では日本語と英語のせりふを使い分けていますが、難しさはありましたか。

 英語のせりふには慣れていなかったので少し緊張しましたが、日本語の場面と英語の場面がはっきり分かれていたので、無事に乗り切ることができました。

-現場の雰囲気はいかがでしたか。

 役が役だったので、私自身は、静かにしていました。ただ、スタッフさんたちは監督といつも組んでいる常連の人たちが集まっていたので、チームワークはすごく良かったです。

-ガンアクションも披露していますが、感想は?

 今までも映画で銃を使った経験はありますが、今回は絶対に失敗しないプロ中のプロという役。そういう役にふさわしい銃の持ち方やカッコいい射撃の方法は、改めて現場で指導してもらいました。本番では火薬が入っているものを使うので、細心の注意が必要でしたが、引き金を引くと本物のような反動と音がするので、集中しました。

-ガンアクションで難しかった点は?

 火薬を使うのは本番のときだけなので、NGを出すともう一度準備しなければなりません。血糊も、衣装を着替えて改めて準備することになるので、NGを出すと大幅な時間のロスになるんです。そういう意味でプレッシャーはありました。だから、本番でNGを出さないよう、集中してしっかりリハーサルを行うように心掛けました。

-この作品を踏まえて今後、どんな役に挑戦してみたいですか。

 今回はハードな役を演じたので、次はまた全然違った役をやってみたいです。例えば、ガラッと変わってラブストーリーとか。意外に思われがちですが、実は今までラブストーリーの経験がないんです(笑)。今までも一人七役などに挑戦してきましたが、経験したことのない役を演じられるのが女優の面白さ。自分でイメージを固定せず、これからも挑戦を続けていきたいです。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)2018「殺る女」製作委員会

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

草なぎ剛「今、僕が、皆さんにお薦めしたい、こういうドラマを見ていただきたいと思うドラマです」「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」

ドラマ2025年10月14日

-日々の撮影を乗り切るリラックス方法、元気と健康の秘訣(ひけつ)は?  食事、睡眠、運動にはもちろん気を遣っています。ただ大事なのは、心の持ちようだと思います。「5時間しか寝ることができなかったじゃなくて、5時間も寝ることができた」とかね。 … 続きを読む

川島如恵留「僕にとって一番の幸福は、メンバーといられること」 初の単独主演舞台に挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年10月13日

-本作の公演中の11月22日には31歳の誕生日を迎えますね。  公演中に誕生日を迎えられるのは幸せです。去年の誕生日は本を出版させていただき、イベントを行わせていただきましたが、今年は舞台俳優として過ごさせていただきます。カーテンコールなど … 続きを読む

妻夫木聡、佐藤浩市「この物語は馬と人の継承を描いていると感じました」日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」【インタビュー】

ドラマ2025年10月12日

-クランクインして2カ月ほどたちましたが、撮影の様子を教えてください。 妻夫木 皆さん本当に家族のように過ごしながら撮影しています。僕自身、1日1日が過ぎるたびに「このシーンはもう二度とやらないんだな」と寂しさを感じるくらいで、それほど毎日 … 続きを読む

中村ゆり「草なぎ剛さんは包容力があって“人の痛み”が分かる方」 ドラマ「終幕のロンド」【インタビュー】

ドラマ2025年10月10日

-本作は「遺品整理」がテーマで、ドラマを見た視聴者も生や死について考えさせられる作品になると思います。この物語を通じて“死ぬこと”や“生きること”について、考えたことがあれば教えてください。  今回の作品に携わることで“死ぬときに何が残るの … 続きを読む

北山宏光、6年ぶり主演舞台に「僕が今、出せるものを全て注ぎ込む」 舞台「醉いどれ天使」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年10月10日

 名匠・黒澤明と三船敏郎が初めてタッグを組んだ伝説の映画『醉いどれ天使』の2025年舞台版が11月7日に開幕する。本作は、戦後の混沌(こんとん)とした時代に生きる人々の葛藤を生き生きと描いた物語。映画が公開された1948年に、映画版とほぼ同 … 続きを読む

Willfriends

page top