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10月10日~14日、都内の中目黒キンケロ・シアターで、藤森一朗氏の演出・脚本の舞台「Kiss Me You~がんばったシンプー達へ~」が上演される。太平洋戦争末期、特攻隊員の青年たちと、彼らを見守る女性たちの青春群像劇だ。この舞台の主要キャストに抜てきされたのが20歳の新人俳優、平林晃季。高校まで野球一色の生活を送ってきた平林だが、19歳で「役者になりたい」と一念発起し、都内の芸能事務所に所属。舞台出演はこれが初めてだが、「将来は山田孝之さんのようなカメレオン俳優になりたい」と夢は大きい。そんな平林がインタビューで、舞台への意気込み、今後の抱負などを語った。
太平洋戦争末期の日本が舞台で、神風特攻隊の隊員をやらせてもらいます。初舞台、初演技なので緊張します。
自分でも初めてのことで、最初は全然駄目だったのですが、最近は監督から「表情が豊かになってきた」と言ってもらえるようになりました(笑)。せりふは完璧に覚えているのですが、感情がまだ乗り切らない部分が多々あるので、本番までに仕上げたいです。
今回演じる平井吉之という役は、プライドが高く、強い意思を持ってみんなを引っ張っていく役。でも、本当は特攻に行きたくない気持ちもある。平井には恋人がいて、その恋人のためにも「俺は行かなければいけない」と泣く場面があるのですが、それを演じるのが大変です。そこで軍曹からビンタされるシーンがあるのですが、あまりに痛くて「痛いっ」て、素に戻っちゃうときがあります。
僕の下に19歳の子が1人いるのですが、その次に若いのが僕。全体的には年上の方が多く、皆さん舞台経験者なので、何も知らない僕に手取り足取り教えてくださいます。
平井も自分も“我が強い”です。“みんなに背中を見せる”というのも似ているかな…と思います。
そうですね。今回は僕も年少組で、舞台については何も知らない中でやらせてもらっているので、そういうことはありませんが、今後舞台経験を重ね、いずれ自分がみんなを引っ張っていけるようになれたらと思います。
言い方としては、区切りの発声なので、現代風に語尾を伸ばしたりはしません。「だろう」ではなく「だろ!」とか。僕は現代に生きてきたので、たまに現代風の言い方が交ざってしまい、そこは怒られたりします(笑)。
中学生ぐらいからずっと役者に憧れがあって、「仮面ライダーになりたい」というのが夢の一つでした。ただ、ずっと野球をやっていて、中学生のときにクラブチームに入ったのですが、親にも「芝居の世界は大学に入ってからでもいいのでは」「せっかくなら高校野球をちゃんとやりなよ」と言われて、そのまま野球をするために高校に進みました。
仙台育英の野球部で、僕が3年生のときに準優勝しました。僕はスタメンではなかったのですが、A、Bと2チームあるうちのBチームをまとめるキャプテンをやっていました。ポジションはセンターです。
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