エンターテインメント・ウェブマガジン
切り替えは大変でした。沖永良部ことばでしゃべっていたと思ったら、次は薩摩弁で、その後また沖永良部弁…。その上、子どもたちとのやり取りでは、アドリブが求められます。だから、子どもたちが来た瞬間、沖永良部ことばでアドリブを言って、横を見たら西郷さんがいるので、「ああ、どうしよう…!」みたいな(笑)。
方言指導の方が録音してくれたものを、毎日、外出するときもずっと聞いていました。家にいるときは、紙に書いてアクセントに印をつけて、何度もしゃべって練習して…。それを二つやらなければならなかったので、とりあえず必死でした。外国語を覚える方が楽だと思ったぐらいです。
たくさんありました。その度に、「違うよ」と注意されて(笑)。役者同士の話し合いでせりふが変わり、一から方言をやり直したこともあります。しかも、翌日の朝10時からの撮影に間に合わせなければいけない。だから、夜中に撮影が終わった後、寝る暇を惜しんで、朝まで1人でカラオケボックスにこもって必死に練習しました。
より深く、役について考えるようになりました。僕にとっては、やっぱり亮平さんの存在が大きかったです。ストイックな役作り、芝居に対する姿勢…。現場での姿を見て、いろいろな話もさせていただきましたが、全てが勉強になることばかりでした。
亮平さんも大河が初めてだったので、渡辺謙さんからいろいろなアドバイスをもらったという話は聞きました。それを受けてのアドバイスなので、僕は渡辺謙さんから教わったようなものです(笑)。でも、先輩・後輩というのは、そういうものだと思うんです。亮平さんが学んだことを僕につなげてくれた。だから、僕もそれをこれからつないでいかなければいけない。芝居というのは、そうやってみんながつないでいくものではないかなと。
そうですね(笑)。渡辺謙さんにはまだお会いしたことはありませんが、機会があれば「“謙さんイズム”を受け継いでいます!」と伝えたいです。怒られそうですけど(笑)。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2026年10月31日
-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。 僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む
映画2026年10月31日
「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える 巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む
映画2026年10月30日
-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む
ドラマ2026年10月30日
-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。 小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月30日
-5年前の「醉いどれ天使」以来の舞台出演となりますが、舞台にまた立ちたいという思いはずっとあったのですか。 お話をいただけるならと思っていました。ただ、役者は見てくださる方がいて、やりましょうとおっしゃっていただいてできるので、舞台に立つ … 続きを読む