エンターテインメント・ウェブマガジン
浮気した夫と離婚し、幼い娘を連れて地元・宇都宮に戻ってきたシングルマザーの藤田陽子。人生をやり直すため、閉店した実家のギョウザ屋の再開を目指す彼女の奮闘と、プロゴルファーの岩原亮(田村侑久)との恋の行方を描いたラブコメディー『キスできる餃子』が、大ヒット上映中だ。本作で主人公・陽子を演じたのが、テレビドラマや映画、バラエティー番組まで、各方面から引っ張りだこの足立梨花。撮影の舞台裏や役に込めた思いを聞いた。
主演ということで、ありがたいと思う一方で、これまで宇都宮と密な関係があったわけではなかったので、驚く部分もありました。ただ、監督と話をしたら、「この映画を撮りたいと思ったとき、真っ先に思い浮かんだ」と言ってくださったんです。それがすごくうれしかった。だから、私がやることで宇都宮の皆さんが盛り上がってくれるのであれば、ぜひと。それからは、すごく楽しみになりました。
人が温かかったです。皆さんとても協力的で。たくさんの市民の方がエキストラで参加してくれた上に、撮影にお店も貸してくださって…。その間、駐車場で臨時営業しているんです。私たちが押し出す形になってしまったのに、「いいですよ」と言ってくださるなど、優しい人たちが集まっている街だな…と。本当に、人の温かさを知ることができた撮影でした。他にも、ギョウザはもちろんおいしいですし、食べ物ではイチゴもあります。バスケやJリーグも盛り上がっていて…。改めて、いろいろな魅力がある街だと知りました。
全て吹き替えなしで、自分でやっています。今までギョウザを作ったことはありますが、皮からというのはなかったので、皮を丸く伸ばす作業が難しかったです。きれいな丸にするためには、微妙な力加減が必要で…。クランクイン前に宇都宮に行って、皮から作る方法を先生に教わって、レシピと作り方のDVDを見ながら、家で練習しました。おかげで、ギョウザが得意料理になりました(笑)。
こうと思ったら一直線に突き進む猪突猛進型がすてきです(笑)。負けず嫌いな性格なので、お父さんとけんかして「俺は手伝わん」と言われたら、「1人でやる」と言って、つらくて、苦しくて、誰かに教わりたくなったときでも、お父さんには絶対に聞かない。そういうところがかわいいのと同時に、言ったことを必ずやり遂げる姿勢は、とても尊敬できます。
ラブコメディーと言われていたので、やり切ろうと思っていました。陽子は突き進むタイプなので、そういう猪突猛進的な部分を表現しやすいかなという狙いもあって。周りにおとなしい人が多かったこともあり、それとは違った空気感も出したかったので、思い切りやりました。
そうですね。でも、やり過ぎるとばかに見えてしまいます。時々ばかに見える部分があってもいいけれど、見ている皆さんが「こいつばかだな…」と引いてしまうのは駄目。受け入れられる程度のばかでありたかったので、そこは意識して、やり過ぎないようにしました。
ただそれは、言っているだけなのかなと。自分で「ばか」と言っている人ほど、実はばかではなかったりしますから。本当にばかな場合は、そのこと自体に気付かないので、気付いている時点で本当のばかではないんだろうなと。自分を表現する時、表現しやすい言葉が「ばか」なんだろうな、と解釈して演じました。
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月30日
小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む