【2.5次元インタビュー】和田雅成、「僕たちがたどり着きたかった場所」を描いた舞台『刀剣乱舞』最新作への思い

2018年5月29日 / 12:00

-今回の公演は、長い歴史を持ち、東京を代表する劇場としても知られる明治座からスタートします。和田さんは、別作品でも明治座には立たれましたが、どんな劇場だと感じていますか。

 どの劇場でも僕らがやることは変わらないんですが、劇場が持つパワーはそれぞれ違うんです。明治座には、すごくパワーを感じました。舞台裏にいろんな人の思いがあるな、と。別作品の公演中、心がぐっちゃぐっちゃになって、体力もなくなって、つらくなったときがあったんですが、そのとき、ちょうど裏を回って逆の袖に行かなくちゃいけなくて…ステージ裏の暗い場所に入った瞬間に元気になったことがあったんですよね。そういうパワーがあの劇場にはありました。だから、今回も楽しみです、あのステージに立てることは誇らしいことでもあるので。

-今回の公演では、京都と福岡という地方公演もあります。

 さっきも言いましたが、場所が変わるだけで、僕らがやることは変わらないんですが、それでも京都で3週間もやれることはあまりないことですし、福岡もご飯がおいしいですし(笑)。それぞれ楽しみです。

-最後に、公演への意気込みを。

 55公演という少なくない公演数なので、誰一人欠けることなく、千秋楽のカーテンコールを迎えるというのが、カンパニーの一番の目標です。拡樹さんが、初演のときから「戦い続ける座組み」とずっと言っているんですが、この作品でも戦い続けていきたいと思います!

(取材・文・写真/嶋田真己)

 「舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰」は、6月2日~6日に明治座、6月14日~7月1日に京都劇場、7月4日~6日にアルモニーサンク 北九州ソレイユホール、7月19日~22日に日本青年館ホール、7月25日~29日に天王洲 銀河劇場で上演。7月29日の大千秋楽には全国の映画館でライブビューイングが決定。詳細は公式サイトまで。

公式サイト:https://www.marv.jp/special/toukenranbu/

舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰

へし切長谷部(和田雅成)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】夏の日の少年たちが頑張る映画『ベスト・キッド:レジェンズ』『蔵のある街』『海辺へ行く道』

映画2025年9月1日

『蔵のある街』(8月22日公開)  岡山県倉敷市に住む高校生の蒼(山時聡真)と祈一(櫻井健人)と紅子(中島瑠菜)は、小学校からの幼なじみ。ある日、蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくん(堀家一希)が神社の大木に登って叫んでいる … 続きを読む

新浜レオン「大きな夢がかないました」念願だった大河ドラマ初出演【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年8月31日

-主演の横浜流星さんとは同世代ですが、ご一緒した感想はいかがでしたか。  横浜さんは昨年末、僕が初出場したNHK紅白歌合戦の審査員を務めてくださり、その2カ月後には成田山新勝寺で行われた節分の豆まきでもご一緒しました。今回が3度目の対面とい … 続きを読む

水上恒司、池田千尋監督「人間の心が一番の謎。その謎を一緒に楽しんでもらえたらと思います」『九龍ジェネリックロマンス』【インタビュー】

映画2025年8月29日

-今回は、実年齢より年上の役で年上の吉岡里帆さんの先輩役でもありましたが難しかったですか。 水上 難しかったです。30代の工藤は単純に今の自分を老けさせればいいという話でもなく、精神的な部分で年上の人間として、令子がほれるような人間像を作っ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(2)大阪下町に生まれて

舞台・ミュージカル2025年8月28日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない  「今日の話はオ … 続きを読む

原田琥之佑「この映画は、何でもあるけど、何にもないみたいなところが一番の魅力だと思います」『海辺へ行く道』【インタビュー】

映画2025年8月26日

-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。  奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む

Willfriends

page top