エンターテインメント・ウェブマガジン
実はこの映画は、あえて時代を特定していません。ですから、現代かもしれないし、あるいはもっと昔かもしれないし、50年後かもしれない。携帯電話も出てきませんし、誰もイヤホンを付けていません。言葉の中にも“今”を感じさせるものは一切出てきません。こうした点にはとても注意を払いました。ただし、言葉は現代語です。それだけです。
マグレガーは子どもたちに対してもとても厳しい。その彼がおもちゃ売り場に務めているという皮肉の面白さは狙いましたが、“子ども向けに”ということは特に意識していません。僕の映画作りのモットーは「子どもに受けそうだからこのシーンを入れる、というのはなしにしよう」というものです。
一番の見どころは、本当に美しいイギリスの湖水地方の風景を描いていることです。もちろん動物たちも、(ここだけ日本語で)かわいい(笑)。メッセージとしては、家族のために何かをするということ。家族が一番大事なんだということを訴えています。それから、物語の中心にあるのは、ビア(ローズ・バーン)とマグレガーのラブロマンスです。トロイの木馬(巧妙に相手を陥れる罠)のように、動物の話だろうと思っていると、実は2人の愛の話になっています。
8年間東京に住んでいて、今回24年ぶりに戻ってきました。昨日飛行機を降りたときに、日本のにおいがしました。僕がいた頃とはだいぶ変わりましたね。特に六本木が(笑)。以前よりも清潔になりました。
先日、2020年の2月に続編を公開することを発表しました。また僕が監督をします。まだ何も考えていないので、何かいいアイデアがあったら教えてください(笑)。
(取材・文・写真/田中雄二)
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年9月29日
-おばあちゃん役の風吹ジュンさんとの印象に残ったエピソードがあれば。 とても面倒見のいい方で、何か聞いたら何でも返してくれるし、気を使ってくださいました。本当は僕が気を使わなければいけないのに、風吹さんの方から、「大丈夫よ。頑張ろうね」っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月29日
向井理が主演するM&Oplaysプロデュース「ブランク」が、10月3日から開幕する。本作は、2023年に本多劇場で上演した「リムジン」に続き、向井と倉持裕が再びタッグを組んで贈る新作公演。ある弁護士事務所を舞台に、そこで繰り広げら … 続きを読む
ドラマ2026年9月28日
-そんな珠の父・清治は、現代ではありえないほど娘に厳しく接しますね。 厳しい父親の話は、宇野千代さんの著書にも書かれていることです。現代の視点で見るとつらい話ではありますが、当時の家父長制の下では、ああいう側面があったことは事実です。ただ … 続きを読む
ドラマ2026年9月26日
-劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。 実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む