【インタビュー】『レディ・プレイヤー1』タイ・シェリダン&オリビア・クック&森崎ウィン「撮影中は監督がお父さんで、僕らは彼の子どものようでした」

2018年4月19日 / 07:26

 ゴーグル一つで全ての夢が実現するVRワールド「オアシス」で繰り広げられるトレジャー・ハンティングの冒険を描いたスティーブン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』が、いよいよ4月20日から公開される。日米の有名キャラクターが夢の共演を果たした本作で、主人公のウェイドを演じたタイ・シェリダン、彼と行動を共にするサマンサを演じたオリビア・クックとトシロウ役の森崎ウィンに話を聞いた。

(左から)オリビア・クック、タイ・シェリダン、森崎ウィン

-この映画の鍵を握る1980年代は、皆さんにとっては生まれる前の話ですが、どのように感じましたか。

森崎 (他の2人は英語だが)日本語でお答えします(笑)。僕は90年生まれですが、ミャンマーで一緒に暮らしていた祖母が、家でずっと80年代の音楽を流していたので音楽にはなじみがありました。ビリー・ジョエル、マイケル・ジャクソン、特にマドンナが好きで、毎朝「ライク・ア・バージン」を歌っていました。この映画は、80年代が鍵を握るということで、まず原作を読んでみたら、分からないことがたくさん出てきたんです。それらをジムで走りながら覚えたり、80年代の音楽を集めて聴いてみたりしながら、自分の中に取り入れていきました。僕にとって、80年代はとても新鮮なものに感じられました。普段は音楽もやっているので、「80年代ってこんなサウンドがあるんだ。すごいな」という感じがして、勉強になりました。

タイ 僕もこの映画のためにアーネスト・クラインの原作を読みました。そして、音楽やゲームなど、80年代を学ぶにはこれは最高のテキストだと感じました。80年代は祝福された時代だと思います。また、この映画は80年代のいろいろな冒険映画にオマージュを捧げているとも感じました。

オリビア 私も80年代のことを勉強しましたが、音楽はともかく、ゲームについてはほとんど知らなかったので、覚えるのが大変でした。いまだにゲームはちゃんとプレーできないのですが、できるふりをしています(笑)。

-今もとても仲がいいように見えますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。

タイ 撮影中は監督がお父さんで、僕らは彼の子どものようでした。お父さんが子どもたちを遊園地に連れて行って、想像力をかき立てさせて、面白いものを作るという感じです。監督の情熱から出てくる力を基にして、みんなでいろんなものを作りました。また、撮影の2週間前に主要キャストが集まって一緒の時間を過ごすことができたので、それがとてもよかったと思います。

-レジェンドであるスピルバーグ監督の印象は?

オリビア 撮影前は緊張して、本当におかしくなりそうでした。最初は、私の演技に関心を持ってもらいたいと思って一生懸命でしたが、すぐに監督も私たちと同じように緊張していることに気付いて、安心しました。監督は巨匠なのにとても好奇心が旺盛な方です。いつも自分をもっと向上させたいと思っているんです。常に新しいものについて知りたいと思い、それを映画の中に取り入れたいと思っている。本当に子どものような好奇心を持った方なんです。

森崎 もちろん、偉大な方ですし、オーディションで初めてお会いしたときからすごく緊張していました。ところが、撮影現場でお会いすると、毎朝、包み込まれるようなハグから始まるので、その瞬間にこちらはスイッチが入ります。監督のハグを感じると、もうその1日はきれいな1日になるんです(笑)。本当に偉大な、神様のような方なんですけど、対等にお話してくださって、僕らが提示したものも受け入れてくださって…。実際にお会いして、今まで以上にリスペクトしました。

タイ 自分にとって監督は、子どもの頃からのヒーローでした。監督が作った作品は自分にとてもいい影響を与えてくれました。一人のアーティストとして考えてみても、監督の作品はとても重要なものです。そういう監督と何カ月も一緒に仕事ができたということは、とても素晴らしい経験だったと思います。とはいえ、監督は若い精神にあふれた方で、彼が持っている若さのエネルギーみたいなものが、一緒に映画を作るという意味で、私たちの間に強い絆を作ってくれました。そうした関係性はこの映画の中の登場人物を見ていただければ、皆さんにも伝わると思います。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「ラムネモンキー」「今回は山下達郎の『クリスマスイブ』が効いてたね」「事件の鍵は都市開発にあるのでは」

ドラマ2026年2月26日

 「ラムネモンキー」(フジテレビ系)の第7話が、25日に放送された。  本作は、かつての恩師の失踪事件の謎が3人の大人を再起動させる「1988青春回収ヒューマンコメディー」。反町隆史、大森南朋、津田健次郎主演。脚本は古沢良太氏。(*以下、ネ … 続きを読む

ゴーマン・シャノン・眞陽(まひな)「ブレンダン・フレイザーさんは、心も体も大きな太陽みたいな存在の人です」『レンタル・ファミリー』【インタビュー】

映画2026年2月26日

 東京で暮らす落ちぶれた俳優のフィリップが、レンタル・ファミリーの仕事を通して自分自身を見つめ直していく姿を描く『レンタル・ファミリー』が2月27日から全国公開される。『ザ・ホエール』でアカデミー主演男優賞に輝いたブレンダン・フレイザーが主 … 続きを読む

渡辺大知「僕が演じた駒井という人物そのものがカメラの役割を果たしています」『道行き』【インタビュー】

映画2026年2月23日

 大阪から奈良に移住してきた青年・駒井は、御所市に代々暮らす老人・梅本から購入した古民家の改修工事を進めている。たびたび様子を見に訪れる梅本が語る昔の町や家に流れてきた時間の話が、駒井に大切な風景を思い出させる。『おばけ』でPFFアワード2 … 続きを読む

吉田恵里香氏「寅子の視点では描けなかったものを、どれだけ描けるか」「虎に翼」スピンオフに込めた脚本家の思い「山田轟法律事務所」【インタビュー】

ドラマ2026年2月23日

 2024年に放送されたNHKの連続テレビ小説「虎に翼」。女性として日本で初めて法曹界に飛び込んだ佐田寅子(伊藤沙莉)の歩みを描いた物語は大きな反響を呼ぶと共に、第62回ギャラクシー賞テレビ部門大賞に輝くなど、高い評価を受けた。そのスピンオ … 続きを読む

【映画コラム】2月前半の公開映画から『ほどなく、お別れです』『クライム101』『ブゴニア』

映画2026年2月21日

『ほどなく、お別れです』(2月6日公開)  就職活動に苦戦する美空(浜辺美波)には、亡くなった人の姿が見え、声を聞くことができるという秘密があった。そんな彼女の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒蓮)は、美空を葬祭プランナーの道へといざ … 続きを読む

Willfriends

page top