【インタビュー】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』アンソニー・ルッソ監督「今まで見たことがないアイアンマンやソーを楽しんでもらえると思います」

2018年4月17日 / 20:24

 『アベンジャー』シリーズの最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が、いよいよ4月27日から公開される。今回は無限大の力を得ることができるインフィニティ・ストーンを狙う“最強の敵”ラスボス・サノスを倒すため、アベンジャーズが集結。人類の命運を懸けた壮絶なバトルが幕を開けるというもの。公開を前に来日したアンソニー・ルッソ監督に話を聞いた。

アンソニー・ルッソ監督

-前作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)でのアイアンマン(ロバート・ダウニーJr.)とキャプテン・アメリカ(クリス・エバンス)の対立はショッキングでした。弟のジョー監督は「あれは『クレイマー、クレイマー』(79)が描いた複雑な離婚のようなもの」とコメントしていますが、今回は2人の関係についての変化や修復は見られるのでしょうか。

 まさに、前作の2人の関係はある種の泥沼離婚といいますか…(笑)。アベンジャーズ自体がばらばらになってしまうということで、とてもビターな家族の物語のようだと感じました。ところが、そのようにアベンジャーズが身も心もばらばらになって弱体化している時に、よりによって最強の敵サノスがやって来る。そうしたお膳立てがあることが、今回のストーリーを描くに当たって最もエキサイティングな部分でした。彼らの関係がどうなっていくのかは、ストーリーの肝になる部分なので、ここではあまりお話できないのですが…(笑)。それは見てのお楽しみということで。

-フッテージ映像を見る限り、“最大の敵”であるサノスを目の前にしながら、トニー・スターク(ダウニーJr.)とドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)、あるいはガーディアンズとソー(クリス・ヘムズワース)が絡むコミカルなやり取りが印象的でした。シリアスな部分とコミカルな部分のバランスについてお話しください。

 私自身も、笑って泣けて、ちょっとドキドキして、怖くもあるけど、ちょっとくすっとさせるところもあるというような、バランスのいい映画が好きなので、今回もそうなるように心掛けました。幸いこれだけたくさんの個性的なキャストが出ているので、キャラクター同士の意外な組み合わせを使って、緊張感のある中に、ちょっと笑えるシーンをはさんでいきました。例えばガーディアンズはおばかな集団で、ソーも『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)ではちょっと間抜けな感じに描かれていたので、そうしたところから笑いを引き出すようにしました。
 それと、今回はアベンジャーズの面々が、サノスという共通の敵に立ち向かうわけですが、それぞれのキャラクターによって対処の仕方や考え方が違います。ちょっと距離を置いてクールに見ている者もいれば、真っ向から戦いを挑む者もいます。そうしたところから各キャラクターの描き方が決まっていきました。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

松本怜生 豊臣兄弟を支える忠臣・石田三成を好演中「演技について家臣団で話し合っています」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年10月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、秀 … 続きを読む

柚香光「つややかで、あでやかで、華やか、そして情に深く」 最後の「髑髏城の七人」に挑む思い【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月11日

 作・中島かずき、演出・いのうえひでのりによって生み出された劇団☆新感線を代表する演目である「髑髏城の七人」。7年ごとに繰り返し上演され、そのたびにさまざまな工夫を凝らし進化をし続け、これまで11バージョンが上演されてきた。そして、今回「髑 … 続きを読む

堤真一「自分なりの演じ方」で描き出す 濵田崇裕、ローマは「僕が出会ったことがない人間」 「グレンギャリー・グレンロス」で初共演【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月10日

 堤真一と濵田崇裕が初共演にしてダブル主演を務める、Bunkamura Production 2026/DISCOVER WORLD THEATRE vol.17「グレンギャリー・グレンロス」が、11月6日から上演される。本作は、1983年 … 続きを読む

戸田菜穂「スッとあの時代に入っていけるような空気がありました」名作漫画の実写映画化で、昭和の母を好演『遥かな町へ』【インタビュー】

映画2026年10月9日

 10月9日から全国公開となる『遥かな町へ』は、「孤独のグルメ」「神々の山嶺」で知られる漫画家・谷口ジローの名作を実写映画化した作品だ。  建築デザイナーとして活躍する48歳の中原博史(大谷亮平)が、故郷・鳥取県の倉吉で母親の墓参りを済ませ … 続きを読む

【映画コラム】9月の公開映画から

映画2026年10月8日

「バックルームズ」(9月4日公開)★★★ 出口のない迷宮が生む恐怖  “あるはずのない隙間”から、黄色い壁に囲まれ蛍光灯に照らされた迷宮のような空間へ迷い込んだ男(キウェテル・イジョフォー)が、出口を求めてさまよう。インターネット発の都市伝 … 続きを読む

page top