エンターテインメント・ウェブマガジン
とにかく、人数が多いというだけではなくて、これだけ才能豊かな俳優が一堂に会するということはなかなかありません。特に、私も弟も常に俳優と一緒にいて、演出したりするのが大好きな、“俳優寄りの監督”なので、自分たちにとっては、本当に楽しくて、わくわくしっ放しでした。目の前で彼らの素晴らしい演技を見られただけではなく、一人一人が持ち味や個性を生かしながら、新たな相手と絡むことで、思わぬケミストリーが生まれる瞬間も見ることができました。とても楽しい時間でした。
みんな、仲が良過ぎて和気あいあいで、雑談がやまないのでなかなかカメラが回せない(笑)。みんなが静まるのを待つのが大変でした。
私たち兄弟にとっても、そこが、この映画を作るに当たっての難点でした。それで、ファン目線に立ち返って、今までのシリーズを全て見直してみました。その中で、ライアン・クーグラー監督が捉えた『ブラックパンサー』のキャラクターや、タイカ・ワイティティ監督が『~バトルロイヤル』で描いたソーのキャラクターと、私たち兄弟が考えるキャラクターの解釈が違うことに改めて気付きました。
でも、原作のコミックにしても、例えば『キャプテン・アメリカ』はもう何十年も続いているので、たくさんの異なるバージョンがあります。作画やストーリーを担当する人によって、どんどん変化しています。つまり、それぞれの人の考え方や解釈が織り込まれていくわけです。そこがまた面白い。そう考えると、この映画は、ファンや観客にとっても、今まで見たことがないアイアンマンやソーを楽しんでもらえのではないかと思っています。
(取材・文/田中雄二)
ドラマ2025年12月14日
-治済役が大きな話題となった生田さんについて、撮影を通じて感じた俳優としての魅力を教えてください。 生田さんで印象に残っているのが、何事にも動じないことです。常に泰然自若として、変なクセを出さない。ある意味、視聴者に想像させるようなキャラ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月13日
稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む
映画2025年12月12日
-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。 仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うように行かなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月10日
-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む
ドラマ2025年12月8日
-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む