エンターテインメント・ウェブマガジン
とにかく、人数が多いというだけではなくて、これだけ才能豊かな俳優が一堂に会するということはなかなかありません。特に、私も弟も常に俳優と一緒にいて、演出したりするのが大好きな、“俳優寄りの監督”なので、自分たちにとっては、本当に楽しくて、わくわくしっ放しでした。目の前で彼らの素晴らしい演技を見られただけではなく、一人一人が持ち味や個性を生かしながら、新たな相手と絡むことで、思わぬケミストリーが生まれる瞬間も見ることができました。とても楽しい時間でした。
みんな、仲が良過ぎて和気あいあいで、雑談がやまないのでなかなかカメラが回せない(笑)。みんなが静まるのを待つのが大変でした。
私たち兄弟にとっても、そこが、この映画を作るに当たっての難点でした。それで、ファン目線に立ち返って、今までのシリーズを全て見直してみました。その中で、ライアン・クーグラー監督が捉えた『ブラックパンサー』のキャラクターや、タイカ・ワイティティ監督が『~バトルロイヤル』で描いたソーのキャラクターと、私たち兄弟が考えるキャラクターの解釈が違うことに改めて気付きました。
でも、原作のコミックにしても、例えば『キャプテン・アメリカ』はもう何十年も続いているので、たくさんの異なるバージョンがあります。作画やストーリーを担当する人によって、どんどん変化しています。つまり、それぞれの人の考え方や解釈が織り込まれていくわけです。そこがまた面白い。そう考えると、この映画は、ファンや観客にとっても、今まで見たことがないアイアンマンやソーを楽しんでもらえのではないかと思っています。
(取材・文/田中雄二)
映画2025年9月16日
-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月12日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む
ドラマ2025年9月12日
-小学生の頃、絵画教室に通われていたそうですが、演じる上で役立った部分はありますか。 僕は子どもの頃から、絵画教室に通ったり、自宅では粘土で架空のモンスターを作ったりしていました。そういう創作を楽しむ部分は、嵩に通じるものがありました。前 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月11日
-なるほど。そうして前に進んだ先に、どんな未来をイメージしていますか。 先のことはあまり考えていないです。友達たちが家を建てたり、子どもが生まれたりしているのを見ると、そうした未来を自分が持ったらどうなるんだろうなと考えることはありますが … 続きを読む