エンターテインメント・ウェブマガジン
どちらも好き嫌いはありませんが、暗い役ばかりだと悲しい気持ちになってくるので、ずっと続くときついです。だから、たまにはコメディーや恋愛ものもやりたくなります(笑)。
明るい役よりも、影のある役を演じる方が分かりやすいです。私は毎回、頂いた役柄を好きになるようにしているのですが、影のある役の場合は、その分、私も分かってあげたいと思うので、より深く役のことを考えているような気がします。ただ、あまり考え過ぎて入り込んでしまい、後で監督と意見が食い違うのも怖いので、ある程度、余裕は持たせるようにしています。
百合子は、今までやったことのない役です。ダークなキャラクターや誰かにだまされるかわいそうな役というのは経験がありますが、百合子のような女性というのは初めてなので、新しい役と出会った気がしています。見たことのない自分がスクリーンに映っていたので、お客さんが見てどう思うのか、公開後の反響が不安半分、楽しみ半分です。
すごく残酷なお話ですが、とてもきれいな映画だと思いました。邦画って、少しモヤッとした終わり方をすることが多いですけど、この映画は、邦画らしいしっとりとした感じもありつつ、全部きちんとつじつまが合って終わるところがすてきです。
どの場面も、光が印象的です。例えば、百合子が働いているレストランに木原坂さんが来て2人で話すシーン。私は演じていたので分からなかったのですが、完成した映画を見たら、表情はほとんど映っていないにもかかわらず、影がすごくきれいで。計算し尽くされているなあ…と。
すべてが罠という感じなので、できるだけ予備知識なしで見て、みんながだまされてくれたらうれしいですね(笑)。
ラストシーンです。監督から褒めていただいたんです。撮影が終わった後、車の中で待機しているところに監督がわざわざ来てくれて「さっきのシーンよかったよ」って。それまで苦労した分、うれしかったです。だから、ラストシーンはぜひ見てほしいです!
(取材・文・写真/井上健一)
映画2025年11月22日
『金髪』(11月21日公開) ある公立中学校で、市川(岩田剛典)が担任するクラスの数十人の生徒たちが髪を金色に染めて登校してきた。生徒たちは校則への抗議を主張し、学校中は大騒ぎになる。活動の発起人である板緑(白鳥玉季)に「なぜ髪を染めては … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月22日
数々のミュージカル作品へのオマージュが登場するコメディーミュージカル「サムシング・ロッテン!」が12月19日から上演される。2015年にブロードウェイで初演された本作は、「コーラスライン」、「アニー」、「レ・ミゼラブル」などの人気ミュージ … 続きを読む
映画2025年11月21日
-お互いの演技を見て、どのように思いましたか。 岩田 玉季ちゃんはお芝居になると別人みたいになるタイプだと思いました。現場では、テスト勉強も台本読みと一緒にやっていたから、本当に中学生なんだと思いました。でも、板緑の時は、しっかりと大人顔負 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月21日
映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む
ドラマ2025年11月20日
なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。 本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む