エンターテインメント・ウェブマガジン
エズラ 原作が“コミック”ブックだからね(笑)。今回は演じる上で、いろいろなことを意識しましたが、一番考えたのは、原作のフラッシュは、とても善人で謙虚な気持ちの持ち主として描かれているということでした。それから、現実の世界では、いろいろと苦労した人の方が面白いことを言ったりもしますが、彼らは自分を守るために笑いを利用しているのです。その点ではフラッシュも同じです。それに彼は人の話をちゃんと聞きます。観客にはフラッシュのそんなところも見てほしいと思います。ドストエフスキーの小説に『白痴』がありますね。あのせりふの時のフラッシュはまさにそんな感じでした(笑)。
レイ 確かにサイボーグは半分人間で、衣装も脱げません。それに黒人であるという点も見逃せません。今回は彼の姿を通して、そうした比喩を伝えたかったのです。また、私たちはテクノロジーに頼り過ぎて、そのうちに皆サイボーグになってしまうのではないかという問題もあります。例えば、あなたの眼鏡、腕時計、録音機、携帯電話も皆機械ですよね、特に携帯電話を持っていないと、私たちは裸になったような気分になります。ですからサイボーグは、将来的に人間はこうなってしまうのでは…という恐れを具現化した、とてもリアルな存在なのです。そもそも人間とは何なのか。体なのか、脳なのか、心なのか…。これはとても重要な疑問だと思います。
エズラ ワオ! とても素晴らしい答えだ(笑)。
エズラ このチームがフラッシュをどこに連れて行くのかがとても楽しみです。僕はフラッシュのキャラクターにとても興味を持っています。なぜなら、原作はとても早いペースで物語が進み、フラッシュはすぐに強くなり、自信満々になります。ですから、映画では、彼がどういう経緯で変化していったのかをじっくりと見せていきたいと思っています。
レイ サイボーグは、まだまだ成長の途中です。自分自身のこと、父親との関係、そして周囲の人々との付き合い方など、乗り越えるべき問題がたくさんあります。また、彼がスーパーヒーローのグループから出て一人になった時に、社会とどう向き合っていくのかも大きな問題です。彼が一人で街に出た時に、人々からどのように見られるのか、また、彼自身がどのように変化していくのか、ということに、とても興味があります。
(取材・文・写真/田中雄二)
ドラマ2025年4月4日
-なるほど。 でも、同一性というのは非常に厄介で、これは本当に同じ人なのかという疑問を持つわけです。本当は同一人物じゃないけど、それをメタファーとして見せているだけなのかもしれないし、もっと高尚に考えれば、その存在自体が本当にいるのかどう … 続きを読む
映画2025年4月4日
『アンジェントルメン』(4月4日公開) 第2次世界大戦下、イギリスはナチスの猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐(ヘンリー・カビル)は、ガビンズ“M”少将とその部下のイアン・フレミングから、「英国軍にもナ … 続きを読む
映画2025年4月3日
-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。 松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月2日
-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。 気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、 「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む