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4月30日からスタートするWOWOW「連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-」でカリスマ社長・青井を演じる三上博史。ドラマは、日本を代表する大手新聞社が、発行部数の激減、広告収入の低迷から身売りを画策する。そして巨大ネットショッピング会社AMCジャパンの日本法人社長・青井との交渉が始まるというもの。「連続ドラマW 下町ロケット」で夢を追う中小企業の社長を演じた三上が、今回は外資系企業の日本法人社長として“暴君”を演じる。社長という職業や青井の人物像について三上が語った。
いつもは原作から入っていこうと思っているのですが、今回は設定が変わっているので、原作を読まず、脚本しか読んでいないです。脚本を読んだ時は「こういう切り口なのか~」とすごく新鮮でした。ドラマで“報道”というジャンルは王道的なジャンルだと思います。僕自身も過去にストレートニュースのプロデューサー役を演じたこともありますが、今の社会や報道の世界をうまく描いているなと感じました。今回のドラマは、報道の世界を中心に描いていますが、視聴者は社会問題を突きつけられるというか、「全然、関係ない話じゃないんだ」という問題意識を感じさせられると思います。
分かりやすく、カリスマ性をにじませないといけないと思いましたが、今回は自分の信念に対する純粋な部分を表現することが重要だと思いました。青井の立場として考えるということをやっていくと、自然に青井という人物が出来上がったと思います。青井だからこうしなければならないというアプローチはしていないです。
青井は外に向けて作られた人物像になっているので、ナイーブ部分は一切見せないのです。いつも外側だけを表現しなければならず、強気な部分をメーンに演じなければなりません。どちらかというと、「下町ロケット」の時のように少しナイーブな役を演じる方が得意だったりするので、今回のように強気な部分を全面に「バーン」とやってしまうと立体的な人間を表現するのは難しいですね。
違う言語で何かを表現するのは難しいです。20代のころから海外に住んだりしましたが、ネイティブではないので、使う言葉や表現方法は違いますね。ということは全て一からのやり直しで苦労しました。
大抵の人物は、今までの経験を基に演じることができる気がしますが、今回は会社組織のことなので、社長ともなるとそこまで考えるのかと思いました。僕は会社組織にいないので、社長の権力を使ってどうこうしようとかは考えたことがないですし、ましてや 国家と拮抗していこうとかは普通は考えない…。自分が日常で触れられない、未知なるところを演じるのは楽しいです。こんなに面白いことができるなら、社長業をちょっとやってみたいと思います。権力を思い通りに使ってみたりして(笑)。
“情報ダイエット”という言葉があるのかどうかは分かりませんが、自分の中にそんなに多くの情報は入らないと思うし、普段から多くの情報を入れないようにしていると思います。最近スマホに変えたのですが、役者さんの中には携帯を持っていない人って多いですよ。僕は今までガラケーを使っていましたが、壊れてしまったので、最近スマホに変えましたが、まだ使いこなせない(笑)。設定がよく分からなくて、画面なんか見ていますと、勝手に余計なニュースなどの情報が入ってきて「これ、どういうこと?」と不快になります(笑)。
基本的に一人の作業ではないので、座長としてチームのポテンシャルを最大限に上げなければならないと思います。いろんな人が集まる中で、最大限にそれぞれが持ち寄らなければ、より良い作品ができないので、そういうところに座長として最も気を使います。ではどうすれば良いのかとか、自分はどういう人格でいればいいのか日々悩みます。今、考えると20代のころとかは、自分がとことんやればいいんだと思っていた時期もあるし、これじゃいけないんだと思ったり、良い人になろうと思ってみたり、うまくいかないのですが、最近は考えても駄目なのかと思います(笑)。結局は自分の与えられたことをきっちりやるしかないですね。ワクワクするようなことを現場で提供できればいいなと思います。
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