伊藤淳史が「猿飛三世」で猿飛佐助の孫役に挑戦

2012年10月26日 / 17:27

4話(11月2日放送)より、東山辺りの寺で、郭雲坊を待つ佐助(伊藤)

――時代劇ならではの言葉遣いなどで苦労はされましたか?

伊藤 極力、時代劇っぽい言い回しはなくしました。身分違いでもタメ口っぽく話したり、なれなれしい態度もとる。それも含めて佐助らしいかなと。アクションもそうですが、子どもたちにも楽しく見てもらうことをすごく意識したので、分かりやすいせりふにすることは僕の中で重要でした。

――京都での撮影はどうでしたか?

伊藤 行く前に、京都での撮影を経験されている俳優さんに話したら「真夏? 京都? アクション? 何やってんの?」って言われて(笑)。暑かったですよ~、37度を超えていましたからね。でもセットの中はもっと暑い。ワイヤーアクションもあったし終始過酷でしたね。ただ、そういう現場の熱量があったから、通常では考えられない化学反応みたいなものが起こっていい作品になったと思います。

――最後に見どころをお願いします

伊藤 7話のお姫さまを守りながらの大立ち回りやワンシーンを丸4日かけて撮影した宿敵・伴蔵との最後の戦いが印象的でした。本当に気持ちでアクションができたシーンでした。アクションシーンももちろんですが、ちゃんと人間ドラマが描かれているので、そこに注目してほしいです。(共演の)柳葉敏郎さんの息子さんが、放送をご覧になってから佐助のマネにはまっているらしくて…。日本中の子どもたちがそんなふうにハマってくれたらうれしいですね。

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