日本独特の戦争映画の系譜に連なる『ラーゲリより愛を込めて』 ビートルズ以前に焦点を当てた『ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~』【映画コラム】

2022年12月9日 / 12:00

『ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~』(12月8日)

(C)SEIS Productions Limited

 ジョン・レノンの生い立ちとザ・ビートルズ以前の様子を描いたドキュメンタリー。ビートルズの歴史研究家デビッド・ベッドフォードと、詩人で作家のポール・ファーリーが語り手を務める。公開日の12月8日はジョンの命日だ。

 ジョンの故郷リバプールで撮影を敢行し、幼なじみやバンド仲間、美術学校の同級生ら、関係者へのインタビューを中心に、彼の人格や音楽に影響を与えた出来事を年代順に紹介。

 「労働階級の英雄」「ヘルプ」「マザー」「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」など、ジョンの心情を表す曲をバックに流し、ポール・マッカートニーとの出会い、ビートルズの前身バンド「ザ・クオリーメン」での活動などに加えて、最初の妻シンシア・パウエルとのエピソードなど、プライベートについても取り上げ、ジョンの人物像に迫る。

 特に新発見はなかったが、クオリーメンのメンバーがジョンについて語るところはなかなか面白かった。それにしても、やっぱりジョンは癖が強くて付き合いにくそうだ。昔、音楽好きの友人が、「友だちにするならポール、親友にするならジョン」と評していたことを思い出した。

(田中雄二)

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